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第三十二話:答え

「やあ、少年」


目覚めるとそこは、またしてもあの天界(by自称神)だった。自称神が少し嬉しそうな表情をしている。


「嘘でしょ?」


「ん?何かな?」


「あの世界から消えるためには、あの世界で僕を一番信頼している魔族に失望してもらわなければならない。なんて嘘でしょ?」


自称神はふふふと微笑んで、答えはしなかった。それはきっと背定なんだろう。


「それで、まだあの世界から去りたい?」


答えなんて分かり切っているくせに、自称神は僕に聞く。良いだろう答えるよ。


「僕はあの世界に残るよ。僕を好きだって言ってくれたのに僕は返事もしてないしね」


「そう、良かったわ」


自称神はそこで初めて笑った。ちょっと、カワイイなと思ったのは秘密だ。そして、僕の意識は闇に落ちて行った。




「う……うぅ」


頭がズキズキする。僕は病室のベッドに寝かされていたみたいだ。どれ位眠っていたんだろう?


「あら、起きたのねキリヤマ君」


「シャルアさん……」


「君、何も食べてないでしょ?何か食べて栄養を付けて、近衛隊に戻ってきてね。あと、姫様を幸せにしてあげてね」


「……はい?」


シャルアさんはそれだけ言って病室を出て行った。リリアを幸せにってどういう事だろう?まあ、後で考えよう。

見ると、ベッドの傍にある机に美味しそうなフルーツが置いてあった。この世界でもフルーツは僕の世界と同じらしい。僕はそれの中からミカンを選び、剥いて食べた。


「おっ……」


口に入れた途端、喉の奥がそのミカンを拒絶して、僕はミカンを吐きだしてしまった。誰かに会う事はリリアのおかげで大丈夫になったけど食べものはまだダメみたいだ。……どうしようか、流石にそろそろヤバいんじゃ……。そんな事を考えていると、病室に誰かが入ってきた。


「ユウタ……君」


「リリア」


リリアに見られてしまった。

まずい、リリアが心配する。僕にはそれが今まで以上に嫌だった。


「食べれ…ないんですか?」


「違う。ただこのミカンが口に合わなかっただけだよ」


「ホントですか?じゃあこれを食べてください」


リリアはフルーツの中からバナナを取り出し、僕に手渡した。僕は、それを振るえる手で口に運び、吐きだした。


「ゴメン」


「ユ、ウタ……君。ヤダ!死んだらヤダ!」


リリアは泣きながら僕に抱きついてきた。僕は、何も言う事が出来なかった。リリアはそのまましばらく泣き続けた。



「良い事思いつきました。ユウタ君、目を瞑ってください」


「う…うん」


僕は言われた通りに僕は目を瞑った。リリアは続けて言う。


「ユウタ君は…あの……その…私の事が好きですか?私は……大好きです!」


僕は、リリアが好きなんだろうか?………いや、僕はもう知ってるはずだ。自分の気持ちを……


「僕も、リリアが……大好きだ!」


今、僕の顔は真っ赤だと思う。でも、これが僕の正直な気持ちだ。


「良かった」


突然、僕の唇み柔らかくて温かい感触がした。驚いて目を開けるとリリアが僕にキスをしていた。リリアの顔も真っ赤だけど僕の顔も真っ赤だろう。

そして、リリアの舌が僕の口の中に入って来て……って、ええ!そんな僕これでもファーストキスなんだけど!

続いて何かが僕の口の中に入って来た。それはリリアの舌に押されて僕の喉を通って行った。その後、リリアは唇を離した。


「リリアぁ?」


僕はパニックになって声が裏返ってしまった。


「食べれましたね」


でも、そんな事はリリアの笑顔を見ると何処かに吹き飛んでしまった。そして気がついた。リリアが僕の口に押し込んだのはミカンだったと。


「あの……ユウタ君、妖精フェアリーでのキスは愛し合う者達の誓いの証なんですよ」


そう言いながらリリアはまたミカンを口に銜え、僕にキスをした。


ちなみに、そのあと分かった事だけれども、僕はリリア以外に食べさせてもらう食べ物を食べる事ができなくて、それは別に口移しじゃなくても大丈夫だった。

正直に言います。前半はもとから書く予定だったんですけど、後半は書くことが無くて困ったんです。

でも後悔はしていません。やっちゃった感MAXですがユウタとリリアをラブラブにしたかったのも事実です。

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