第二十五話:奥義
最近忙しくて投稿できなくてすいません。がんばって書きますんでこれからもよろしくお願いします。
「ねえ、サリー。こんな所で何するの?」
僕はサリーに王城の庭もとい決闘場につれて来られた
「ん?奥義」
「お……奥義?」
「そう、奥義。この技は、強力な風の魔法属性を持つ魔法使いが2人必要なの。キリ君のちょうのうりょくに風を操るのがあったでしょ?あれだけの力があればたぶんできると思うの」
サリーの説明によるとその奥義は1人が圧縮した風の塊を作り、もう1人がその形を整えて剣の形を作りそれを放つ技らしい。
「私の魔法は聖霊の力を借りて周りの空気を全て同じ空気とし、距離を無視して干渉する魔法なの。だから形を整える係りが向いてるわ。つまりキリ君は風の塊を作る係りね」
「分かった」
目に緑の星を浮かび上がらせて風力操作を発動。周りの空気を圧縮して空気の塊を作りだした。
「…凄い……でも、あの戦いの時には全然とどいてない」
「あれは、僕の感情にリリアの感情も足されてたからだよ………と言うか早くして。結構きついから」
「はいはい。大地の聖霊よ、木々たちよ、我が杖にその力を宿せ」
サリーが呪文を唱え、空気の塊の形を変え始めた。それが剣の形となり、サリーがそれを空中に投げ飛ばした。
ボオオオオオオ!!
轟音と共に空が揺れた。
「うぉ!」
「……ダメねあれじゃ」
「あれで!?」
「でも、ありがとうキリ君」
ちゅっ
そんな音が聞こえて来そうな光景だった。
「ひぇっ?」
「なに真っ赤になってるの?これはエルフ流のお礼よ」
「そっ、そうなんだ」
自分でもわかる位顔が真っ赤になっていた。
「そんな………」
その声を聞いて振り向くと、リリアが向こうに向かって走って行っていた。
<side リリア>
私は見てしまいました、ユウタ君とサリーちゃんがキスをしているのを。
(そうなんだ…ユウタ君は……サリーちゃんが)
妖精でのキスは愛し合う者達の誓いの証とされています。それを……
私は自分の部屋まで走って行ってベットに飛び込みました。
「うううううぅぅぅぅぅ……ヤダよぉ………」
私は気付きました。私がこんな風にしていると色々な方に迷惑をかけてしまうのに、そんな事がどうでもよくなる位にユウタ君の事が好きだったと。
「どうかいたしましたか?姫様?」
世話役のラールさんだ心配そうに尋ねてきました。
「だっい丈夫……でっすよ」
「姫様は優しいから、自分よりも他を優先しちゃうんですよ。たまには自分も優先してください。私は姫様の見方である気ですよ」
「ラールさん……」
「行ってらっしゃい。姫様」
私は部屋を飛び出しました。
そろそろシリアスな感じに戻したいと思います。