第二十三話:近衛隊
今回、というかこの章はこんな感じでいきます。
「さっきは失礼したわね。私はリリア様の近衛隊隊長、シャルア・ヒューム。よろしく」
「さっき審判を務めさせてもらったチャール・ベレズです」
僕らは近衛隊の方々に自己紹介をしてもらっている。
「僕はソルク・ベーゼル」
「俺はサッツ・ラールス」
「私はシャン・リファント」
上からドラキュラ、サイ男、雪女みたいな見た目をしている。近衛隊はこれで全員だ。
「で、キリヤマ君。さっきのは何?」
突然シャルアさんが聞いてきた。
「え?」
「だ・か・らさっきのは何?呪文も魔法陣も無いし、魔法の切り替えが早すぎるでしょ!」
「………すいません。ちょっと待ってください。リリア、こっち来て」
とりあえず人間ってバラしても良いのか確認を取っておくと事にした。
「(リリア、僕が人間ってことバラしても良いの?)」
「(人間は伝説の種族なのであまり言わない方が良いと思います)」
「(分かった)」
シャルアさんの方を向き、答えた。
「秘密です」
「それは秘術だから教えられないという事?」
「えっ、はいそうです」
「……良いわ。姫様は知ってるみたいだし。ようこそ近衛隊へ」
僕らはシャルアさんと握手をした。
「私たち近衛隊は姫様を護衛するための隊なんだけど、普段はあまり仕事が無いの。この前も私たちに黙って行っちゃったから着いて行けなかったし。と言う事で、普段はトレーニングをしてるだけね」
「そ、そうなんですか?」
「そんなものよ」
とりあえずそれで解散となり、シード君は「寝る」と言って部屋に籠ってしまい、サリーは「こっちの生活に慣れるために店とか見てくる」と言って何処かへ行ってしまった。
と、言う事で
「えっと、何処から行きます?」
僕はリリアと城下町をめぐる事になった。
「え~っと、リリアのお任せで」
「はい、分かりました」
この城下町巡りで分かったこと
1、リリアの人気は凄い
2、普通に歩いて行ても誰も人間だとは気付かない
3、ただし恰好が周りから浮いているのでジロジロ見られる
くらいだった。
そして、現在僕らは王城の広間に居る。
「今日はありがとうリリア、また明日」
「いいえ、こんな事でしたらまたいつでも」
リリアはお姫様なので、城の中の方へ帰って行った。
僕は近衛隊なので、部屋は城の中でも端の方にある………らしい。らしい、と言うのは実際は行った事が無いので、どんなのか分からないからだ。
「やあ、キリヤマ君」
「チャールさん」
後ろから声を掛けてきたのは近衛隊の副隊長のチャールさんだった。
「部屋まで案内してあげるよ」
「ありがとうございます」
チャールさんが部屋まで案内してくれた。
「ここだよ、君の荷物…と言ってもそれだけだけれど、そこに置いてあるから」
「はい分かりました」
「ねえ、キリヤマ君」
チャールさんがニヤニヤしながら僕に聞いてきた。
「はい、何ですか?」
「姫様とはどういう関係かな?」
「関係?」
「そう、凄く仲が良さそうだな~と思ってね」
「そうですか?」
「はは、じゃあお休みなさい」
「お休みなさい」
そう言ってニヤニヤしながらチャールさんは自分の部屋へ帰って行った。
突然ですが、この小説を不定期更新にします。
理由は、そろそろ夏休みになのでまあまあ投稿できると思うんです。ですが、その後は受験に向けて本格的に頑張らなくてばならないので週一で投稿は厳しいと思うからです。