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第二十一話:人間

新章とか言っててもそんなに変りないです。

「ーーー汝らの功績を称え、ここにーーーーーーーー」


僕らはシャルマージ王国の王室で勲章を受け取った。この前カンテルガ王国であるシルバートを倒したのは実は物凄い事らしくこの国の王様、つまりリリアのお父さんから勲章を受け取っているのだ。

ちなみに、僕ら(僕とサリーとシード君)は全員シャルマージ王国の国籍と言う事になったらしい。

僕らは前とほぼ同じ格好だけど、リリアはお姫様なので綺麗なドレス姿だった。


「ーーーーーーーーーこれにて、受章式を閉式する。後、君達ははに残っておいてくれ」


「えっ、はい」


式が終わったので王室から出て行こうとすると、王様に引き留められた。



しばらくすると僕らとリリアと王様、王妃様だけが残り、他の人たちは全員出て行った。


「「「「………」」」」


沈黙に耐え切れず、僕が発言した。


「あっ、あの……僕らに何の用でしょうか?」


「ははは、そんなに固くならなくても良いよ。キリヤマ君」


さっきまでの表情とは違う、優しそうな顔で王様はそう言った。


「用と言うのはだね、リリアから聞いたんだが……君が人間だと言うのは本当なのかい?」


「はい、僕は人間です」


「その証拠を見せてくれるかい?」


「えっ、はあ………分かりました」


目に赤い星を浮かび上がらせて火炎操作プロミネンスコントロールを発動し、右手から炎を出した。


「それが『ちょうのうりょく』かい?」


「はい…それで、僕が人間だと何かあるんですか?」


「人間と言うのは、この世界では伝説上の生き物でね。『この世界に危機訪れしとき別世界よりやってくる勇者』とされているんだ。つまりその通りだと、今この世界に危機が訪れている」


人間ってこっちの世界だと凄い過大評価されてるんだな、と思いながら王様の話を聞く。


「その危機と言うのが魔王なんですよね?」


「!………そうなのかい!?」


「えっ、少なくとも僕はそう聞きましたけど……」


しまった。そう思った時にはもう手遅れだった。


「誰に…だい?」


「そっ、それは………」


頭をフル回転させて言い訳を考える。


「言わなくてもいいよ。ただこれだけは聞かせてくれ、それは『言わない』のかい?それとも『言えない』のかい?」


「『言わない』、です」


「………そうか、それなら良い。本題に戻るがね、『人間』であるキリヤマ君が来たと言う事はこの世界に危機が迫っているという事だ。つまり、キリヤマ君がそれだと言った魔王を倒さなければ侵略された国の魔族たちだけでなくこの世界自体も危ないという事だ。

キリヤマ君、シルフィードさん、ガブリエル君。君の力はこの世界を救うために必要だ。協力してくれるかい?」


「はい!」


「ああ」


「もちろん」


「そうか、ありがとう」


王様はにっこりと笑って言った。


「で、早速だが君たちはリリアの近衛隊に入隊してくれ」


と言うことで、僕らはリリアの近衛隊に入隊することになった。

近衛隊を出した理由は、単にキャラ数が少ないと思ったからです。

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