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第十八話:心強い加勢

今週の金曜日に実力テストなるものがありまして、来週の投稿が遅くなるかも知れません。もし投稿が遅れたらすいません。

(デカすぎる……防げない)


物凄い勢いで襲いかかってくる風の竜は完全に僕の操れる風の量を超えていた。もう避けることもできず、ただ手をクロスにして目を固く瞑って風の竜の衝撃に耐えようとした。



(………………来ない?)


目を開けて状況を確かめる。


「シード君!」


そこにいたのはシード君だった。大剣を床に突き刺し、僕と自分を風の竜から守っていた。


「シード、何のつもりだ?まさか…裏切るつもりじゃないだろうな?」


「シルバート、俺はこっちで戦いを止める。戦いが終わった後も平和が続く世界にするために」


「そうか、ならお前も一緒に……死ね。風の精、再び竜のーーー」


シルバートがまたあの風の竜を生みだす呪文を唱え始めた。



「--障害を薙ぎグホッ」


途中で何者かに妨害された。その妨害は、距離を無視して殴ったような攻撃だった。


「私の来るまでに何があったのか知らないけど、まああいつは敵でよかったわよね?」


「サリー!」


「次から次へとおおおおおおぉぉぉ!!」


シルバートが体制を立て直し、高速で右手を何度も振るった。

僕らはそれぞれ回避し、僕がシルバートに向かって行こうとするのをシード君が引きとめた。


「待て、お前はあっちを助けてこい」


「でも」


「でも、じゃない。こっちで引きつけるから」


「……うん」


風力操作ウィンドコントロールを使い、シルバートの攻撃の間を縫ってリリアの所へ行った。


「大丈夫?」


戦いの衝撃でリリアを拘束していた椅子は壊れて、リリアは気絶していた。


「うう…ユウタ君?……あっ!!そうだ。私と一体化ハーモナイズしてください」


「駄目だ!」


「大丈夫です!……絶対に大丈夫です」


「本当?」


じっとリリアを見つめる。リリアは一切目線をそらさなかった。


「分かった」


リリアの手を握り唱える。


「「ハーモナイズ」」


閃光が瞬き次の瞬間にはリリアはそこに居なかった。


『さあ、行きましょう』


(うん)


地面を強く蹴り跳躍し、2人とシルバートが戦っている所まで一気に行った。


「らああああ!!」


跳躍の勢いを利用しシルバートの顔に蹴りを繰り出すが、当たる直前にシルバートが右手を振るい、逆に吹き飛ばされた。


「風の精、三度竜の魂となりて我が障害を薙ぎ払え!!」


右手を振るって高速で動きながら呪文を唱えたため、サリーも妨害ができなかった。

そして、風の竜は僕の方へ向かって来た。2人はシルバートの相手で手いっぱいでこっちを助ける余裕はなく、今の僕の感情じゃ感情が小さすぎてこの竜は操作できない。


(でも、今は僕1人じゃない)


右手を突き出し風力操作ウィンドコントロールを発動させる。


ギュオオオオオオオオオオ


激しい音とともに風の竜が僕に向かって来た。が、竜が右手に触れた瞬間に風力操作ウィンドコントロールで風向を真逆にして、シルバートに送り返した。


「なっ!」


シード君とサリーは避けたが、シルバートは思ってもみなかった事態に硬直し、避けることができず風の竜が直撃した。

様に目えたが、直後ブォォォォォという音とともに風の竜が消し飛ばされた。


「図に乗るなよガキ共」

あと2、3、話でこの戦いは終わらせる予定です。

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