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第十五話:シードふたたび

またアイツと戦います。

感想を言うと強かった。救助部隊の方々は、奇襲という事もあってか前線基地の守備隊を圧倒していた。

そして、しばらくすると、隊長が引き返してきて僕の所にやってきた。


「あの、またあの結界を破った技を放てませんか?」


「え、あれはもう………」


あんなレベルの力を使うにはかなり感情が高ぶっていないといけないので今は無理だ。


「やはり、あんな強力な技は何度も放てませんか。では、回復次第守備部隊の排除に協力をお願いします」


「ええ、はい」


別に疲れてもないので少し休憩して行こうと思ったその時だった。


「うおおおおおおおおおおおお!」


聞き覚えの雄たけびと共に味方の兵が数人吹き飛んだ。


「おりゃああああああああああ!」


その雄たけびはだんだん近づいてきて、ついに僕の前の兵士を吹き飛ばした。


「お、お前!」


「シード君」


やはり雄たけびの正体はシード君だった。少し硬直していたが、シード君は迷うことなく僕に斬りかかってきた。僕は風力操作ウィンドコントロールを発動させ、手にミニ竜巻を作り後ろに下がった。そして、シード君が空を切った隙に数人の兵がシード君に攻撃をする。


「チッ!」


シード君は剣にオーラを纏わせ、それを一気に放出してその勢いで後ろに下がり攻撃を避けた。

そして、そのままシード君は兵達をなぎ倒して奥の部屋に撤退していった。


「行ってください!今のうちに!!」


「………はい!」


シード君が通った道がまた兵で埋まる前に、さっきのミニ竜巻を使ってシード君が行った行った部屋に飛び込んだ。

中はただ広いだけで、中には何も物を置いていない。学校の体育館からさらに物をなくした感じだ。そして、その部屋のほぼ中央にシードくんがいた。


「やっぱり着いてきたか……まさかお前が敵だったなんてな」


「そっちこそ」


僕は赤い星を目に浮かび上がらせ能力を火炎操作プロミネンスコントロールに切り替え、シード君は大剣に大会の時とは違う青いオーラを纏わせ、お互いに準備を整える。


「行くぞ!」


シード君が溜めていたオーラを一気に放出し、高速で近づいてくる。

僕は火炎操作プロミネンスコントロールを使って炎を生み出し、それを盾にする。


「こんなのが効くかああああああぁぁぁぁ!!!」


シード君はさっきの青いオーラを大剣に纏わせ炎の盾を横なぎで斬り裂いた。そして、そのまま僕を大剣で斬ろうとする。

それをさっきの鞘で防ぎ、速攻で炎を柄の先に灯し炎の剣を作り、それをでシード君に斬りかかる。


「何なんだよお前は!」


シード君は体を反対に回転させ大剣で炎の剣を貫き、そのまま僕に大剣で斬りかかる。

僕は後ろに倒れて大剣を避けるが、青いオーラに触れてしまった。


「ッ!」


僕は、倒れる寸前に緑の星を目に浮かびあがらせ風力操作ウィンドコントロールを発動させ、辺りの空気を集めれるだけ集めて圧縮し僕の後ろで解き放った。


「ぐっ!」


その衝撃で僕は上空に吹き飛ばされ、シード君も後ろに吹き飛んだ。

僕は風力操作ウィンドコントロールを使い空中に浮遊して体制を整える。


「何で」


「?」


「何でお前はそっちなんだよ!」

この戦いは次回辺りで終わる予定です。

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