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第十三話(中編):雷撃操作《エレキコントロール》

今回、主人公の最後の能力が出ます。

「たああああ!」


「うおおおお!」


ガキイイィィィィィ

という音と共に僕の氷の剣とシード君の大剣が交わった。


「ハアアアア!」


シード君の雄たけびと共に大剣から赤いオーラの様なものが出てきて、少しずつ氷の剣が融けてくる。

このままでは氷の剣がもたないので能力を風力操作ウィンドコントロールに切り替え、氷の剣を捨てて後ろに下がる。


「!?お前!なんだその目!?」


能力発動の証の星に気付き、シード君が静止した。


(今だ!)


その隙に風を集めて圧縮し弓と矢の形に整え、シード君に向けて構えた。


「ハアアア!」


「な!」


ギュオオオオオオ!という爆音と共に目には見えない圧縮された風の矢がシード君に向かって飛んで行った。


(いける!)


そう思ったがシード君がとりあえず前方に放った斬撃に風の矢は受け止められた。



それほど力を込めずに放った一撃では風の矢は完全に受け止められなかった様で、後ろへ流れた。

その一瞬の隙を逃さずに風力操作ウィンドコントロールを使い急接近し、能力を火炎操作プロミネンスコントロールに切り替え炎を纏わせた拳をシード君の脇腹に叩きこんだ。


「ハア……ハア」


そのままシード君は吹っ飛んでいき会場の壁を破壊し、土煙を巻き上げた。


「勝った……のか?」


必死で戦っていたので水晶が割れる音が聞こえなかった。

しばらくすると土煙が消え、シード君の姿が見えてきた。水晶は………割れていない。


「くそっ!」


殴り飛ばされて壁に衝突する寸前に剣を壁に突き刺してダメージを軽減していたようだ。

シード君が壁から大剣を引き抜き思いっきり地面を蹴ってこっちに接近してき、大剣を横に一振りした。

その一撃をしゃがんでかわし、飛び上がる勢いを利用してアッパーを炎の拳でシード君に決めた。


「それが……どうした!!」


だけどシード君は倒れずに右手で僕の腕を掴み、残った左手で大剣を僕の脇腹に振るった。

その威力で会場の反対側まで飛ばされた。でも、壁に衝突する直前に能力を風力操作ウィンドコントロールに切り替えて壁との間に風の壁を作り、直撃を防いだので水晶は割れていない。


「しぶといな…ハアハア……お前」


「ハア…ハア……そっちこそ」


しばらくの沈黙の後、僕らは2人同時に前方に踏み込んだ。


「ハアアアアアアアアアアアアアア!!」


「オリャアアアアアアアアアアアアア!!」


最後の能力の発動の証、黄色い星を目に浮かびあがらせ雷撃操作エレキコントロールを発動し、電気を発生させそれを圧縮しプラズマボール(螺〇丸形)を作って

それでシード君に殴りかかり、シード君は今までで一番色が濃くて大きいオーラを大剣に纏わせて

お互いに最高威力の攻撃をぶつけた。

次回、決着と新展開の予定です。

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