表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/46

第十三話(前編):決勝戦

決勝戦と言う事で気合いを入れ過ぎ、まさかの前中後編になりました。今回はまともに戦いますんで、普段の0、5割増しの期待で読んでください。

何やかんやあったけど、もう決勝戦だ。

そういえば、あの水晶はミニ結界的なもので、身に着けている者の受けたダメージを肩代わりしてくれるらしい。そして、ダーメージが限界に達すると割れるらしい。


「決勝か……」


「緊張してるの?」


「ほどほどにね」


決勝の対戦相手は、案の定あのタッグだ。

審判がやってきて、時間と対戦する4人を確認し告げた。


「開始!」


やはりいつも通り、僕を除く全員がバックステップで後ろに下が……………らなかった。サリーと子おっさん(名前忘れた)は下がったが


「なっ!」


あの目つきの悪いシード君が、大剣を振り下ろしいきなりサリーに斬りかかった。


「させるかああああ!」


速攻で水流操作アクアコントロールを発動、空気中の水分で水を作り温度を下げ氷の剣にしてシード君の大剣を間一髪で受け止めた。


「呪文無しで………魔法を使っただと?」


今回は呪文を唱えるフリをする暇もなかったので、唱えるフリをしていなかった。


「ーーーーーー大地の精霊!この杖に大地の力を!!」


「チッ!」


今の間に呪文を唱えたサリーの杖での攻撃を、シード君バックステップで避けた。


「ーーーーー争いを鎮めるために魔法を絶やせ!」


子おっさんが呪文を唱え終わった瞬間、サリーの杖の光が消えた。


「何で!」


「ふぇっふぇっふぇっふぇ魔法を無効化したんじゃ~ふぇっふぇっふぇっふぇっふぇ」


(鬱陶しいな……ふぇふぇふぇ言うし………)


子おっさんが言い終わるのとほぼ同時にシード君がサリーに突っ込んだ。


「うおおおおお!」


どうやら、最初に少年が突っ込んできて隙を作らせ、その間に子おっさんが呪文を唱え魔法を無効化し、後はシード君が相手をボッコボコにという戦い方なんだろう。

でも、僕が使うのは超能力なので問題はない。


「たあ!」


2人の間に割り込み、さっきの氷の剣で大剣を受け止めた。


「おい!ジジイ!!こいつの魔法は無効化されてねえぞ!」


「分からん!そっちのお譲ちゃんのは無効化されとるから不発ではないようじゃが」


「なら!!」


シード君が叫ぶと、大剣の表面に赤いオーラの様なものが出てきて


「なっ!!」


大剣と接している部分が融け始めた。


(剣に炎を纏わせてるのか!)


「くそっ!」


能力を風力操作ウインドコントロールに切り替え、右手に小さな竜巻を作りその竜巻力で上空に飛んだ。


が、


「しまった!」


今、魔法が使えないサリーの方へ少年が向かって行った。


「こっちは良いから!!あっちを倒して!!」


「分かった!」


サリーがシード君の攻撃を避けている隙に竜巻の風向を操り子おっさんの所まで一気に近づき、ビビっている子おっさんに竜巻をブチ当てた。


パリーン!、という音と共にダメージに耐え切れなくなった水晶が砕け散った………2つ

そう、2つ砕け散った。子おっさんだけじゃなくサリーの水晶もだ。


「これで……」


「一対一か……」

次は主人公の最後の能力が出る予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ