第五話 「連鎖の破裂 参」
岩大 「オラ!!オラ!!!避けてんじゃねえぞ!」
琉生無 「くっ!」
反撃の隙がない!
炎冶 「おーい、早く終わらせろー」
岩大 「あぁ、もうすぐ終わりますよ」
岩大はそう言いながら後ろを向いた
琉生無 「いまだ!」
衝撃波
パリン!
岩大の岩石体が破壊される
岩大 「ぐっ..!」
岩大は慌てて距離をとるが..
琉生無 「逃がすか!真空波!!!!」
ドッ!!!
岩大 「ガバッ!」
岩大は血を吹いて倒れる
琉生無 「はぁっ!はあっ!」
炎冶 「へー、少しはやるなぁ..だが!」
炎冶が属性攻撃を放とうとした瞬間
水夜 「滝落!」
滝落は水夜を制圧し油断していた生徒数人に直撃する
チンピラ達 「うっ」
無防備な状態で受け瞬時に気絶してしまう
水夜 「大丈夫か!琉生無!」
琉生無 「お前こそ大丈夫なのか!?」
水夜 「なんとかいける!」
パチンッ
ボッ
炎冶が指パッチンをした瞬間、手から炎が出現した
炎冶 「おまえら...覚悟は出来てんだろうな」
琉生無 「反撃開始だ!!」
_____________________
同時刻 首領官邸
内閣総理大臣 死裂
属性 死
秘書 「死裂様、ただいまお時間宜しいでしょうか」
死裂 「あぁ、構わない」
死裂はそう言い、飲んでいたコーヒーを机に置く
死裂 「で?要件はなんた?」
秘書 「それがですね...昨日無属性の学生が23区内の高校内で暴れたとの情報が入りまして..」
死裂 「なんだと?凶器でも使ったのか?」
秘書 「それが...."属性攻撃"を使用したみたいで..」
死裂 「なに!?無属性の属性攻撃が知られただと!?」
秘書 「いえ、この情報は未だ世間に広まって居ないのでご安心を」
死裂 「そうか...じゃあそのガキを始末しないとな、私の経過の障害になり得る」
秘書 「既に手を回しておりますので、ご安心を」
死裂 「分かった、では行ってよいぞ」
秘書 「かしこまりました、失礼致します」
ガチャ
秘書が死裂の仕事部屋から退出する
...
死裂 「決して...失敗してはならないんだ」