第二話 「無属性とアトリスト」
放課後
某ファミレスにて
水夜 「えー!!!無属性にも属性攻撃があるの!?」
琉生無 「おい!声がでかいぞ!」
そもそも政府が無属性差別主義なんだ、属性攻撃が出来るなんてバレたら
水夜 「ご、ごめん」
水夜が声を押えて言う
水夜 「で?この先どうするの?」
琉生無 「どうって?」
水夜 「ほら、いままでは無属性には属性攻撃が無い落ちこぼれだから差別されてたわけじゃん?」
琉生無 「属性攻撃を出来ることが分かったいまどうするか。ってこと?」
水夜 「そう、なにもしないのは勿体なくね?」
確かにその通りだ
琉生無 「無属性の...革命....」
水夜 「それだ!」
琉生無 「..?」
水夜 「革命軍...なんてどうだ?」
琉生無 「革命軍?」
水夜 「この社会における無属性の立ち位置を変える組織を作るんだよ!響きかっこいいしよくね?」
そんなことが実現できるなら...
琉生無 「あり...だな」
水夜 「よしきた!じゃあ早速...」
琉生無 「あーまてまて、要は属性攻撃使って戦って行くんだろ?冷静に考えて俺たちに革命出来るほどの力があると思うか?」
少し考えたあと水夜が発言する
水夜 「確かに...俺水属性なのは水属性だけど...セカンドステージ止まりなんだよな」
"ステージ"
各属性にはそれぞれ属性攻撃のステージがある
水属性のステージは
ステージ1 水泡
ステージ2 滝落 ←水夜はここ
ステージ3 水状体
ステージ4 アクアブースト
ステージ5 崩水
ラストステージ 窒息
どこまでのステージに歩めるかは才能次第である
琉生無 「だろ?おれの無属性だって分からないことが多すぎるし...」
水夜 「うーん...じゃあさ、調べてみない?」
琉生無 「調べるっつったって...」
水夜 「俺ん家の近くにさ、何十年も前に廃墟化した本屋みたいなのがあるんだよ。そこに行けばなにか分かるかも?」
琉生無 「無きにしも非ず...ってやつか」
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琉生無 「まっじでなんもねえな」
琉生無達は本屋に到着し、探索をしていた
水夜 「一途の希望だったんだけど...ん?なにこれ」
琉生無 「どれ?.....」
水夜 「無 著書:庵...戲...ボロボロすぎて読め無いけど....」
琉生無 「そもそもこれいつの時代の本だよ?」
水夜 「内容は....え!この本まさか!!」
琉生無 「な、なんだよ?」
水夜 「よ、読み上げるぞ」
何一つ無き者の成長過程
その一 衝撃を放つ
その二 空に衝撃を放つ
その三 多段に衝撃を与える
それ以降は読めない
琉生無 「なんっか言葉が古めかしいけど...これって..」
水夜 「何一つ無き者って言ってるし...多分無属性の事だよな?」
琉生無 「たしかに...砕斗に放った打撃に衝撃波が発生してたなら...説明がつくな」
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琉生無達が本屋で話していた同時刻
学校
砕斗 「炎治様!!!!うちのクラスにいる無属性のカスが...っカスが!!」
炎治 「落ち着け、何があったんだ?」
砕斗 「属性攻撃のようなものを突然放って..俺を吹き飛ばしました」
ドッ!
砕斗 「ガッ!!」
炎治 「属性持ちが無属性に負けるだと?腹ただしい...そいつ..殺すか」
炎治...炎属性第三ステージまで進めている強者
学校の支配者で彼が創設した組織は
"炎治コーポレーション"