第一話 「革命」
アトリスト....
それは、天から授かった才能
火を放ったり水を放射したり....
でも、何も持ってない奴も産まれてくるらしい
じゃあ、なにも無い奴はどうする?
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この世界は残酷だ
産まれた時点で優劣が決まるんだから
琉生無 「....」
7:55 琉生無起床
起こしてくれる人なんて居ないけど...
琉生無 「良かった、今日は学校に間に合いそうだ」
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水夜 「あれ?琉生無今日は来んの早くね?」
こいつは水夜、俺の唯一の友達
琉生無 「おはよ、今日はギリギリ起きれたんだよね」
水夜 「ふーん...てかおまえ、よく学校来れるよな?」
琉生無 「おまえ居なかったらマジで来てないかもな」
というのも
8:25分 2-B教室到着
HRまで5分
??? 「おいおいおーい!!カスの琉生無が来たぞ~!お前ら~!!」
琉生無 「....」
砕斗、うちのクラスのカーストトップだ
砕斗 「琉生無くぅーん、今日は何して痛めつけてやるかなぁ?」
砕斗がこんなにイキリ散らすのにはある理由があるんだ
それは
女子A 「無属性の琉生無には何も出来ないもんね~!」
俺が無属性だということ
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ドッ!ドッ!!
砕斗 「分かってると思うがなぁ!無属性の人間に対しては何しても問題になりにくいんだよ!」
砕斗の取り巻き達 「ギャハハ!!砕斗やりすぎじゃね!」
砕斗 「ギャハハ!いいだろ無属性相手なんだし!」
もう限界だ...
琉生無 「やめ....て...くだっ..ざぃ」
砕斗 「あぁ!?なんだってぇ?!」
やめて
琉生無 「やめ..でぇっ..ぐっ」
いたい
砕斗の取り巻き達 「うぇーい!!水泡!!」
ビジュっ!
やめろ
やめて
もう...
砕斗 「おお!水属性攻撃か!!じゃあ俺も砕属性攻撃するかなぁ!」
属性攻撃...
俺たち人間は、いつから無属性に属性攻撃が無いと思ったんだ?
もし
【属性が無い】じゃなくて、【属性が無】なら?
砕斗 「いけぇ!!真空瓦割り!!」
スッ
ドッ!
咄嗟に琉生無が回避する
砕斗の真空瓦割りが地面に当たる
砕斗 「いっ...てぇ...琉生無てめぇ!!!」
一か八か!!
琉生無 「属性攻撃」
技の名前なんて知らないけど
とりあえず
殴るか
ブンッ!
琉生無が腕を振り砕斗に当たる
その瞬間
ドッ!!!!
砕斗 「グガッ!」
琉生無が攻撃した瞬間衝撃波が生まれ、砕斗を吹き飛ばしたのだ。
砕斗の取り巻き達 「ひぃい!!」
砕斗の取り巻き達は砕斗を置いて何処かに逃げた
どこからか走ってくる音がする
水夜 「琉生無!!!!!砕斗に連れてかれたって!!大丈....え」
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この世界には、属性を持たないで産まれてくる奴らがいる...
いや、違うな
無属性で産まれてくる奴らがいる
そいつらはどうする?
答えは1つ
差別社会のこの世界に
"革命" を