表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/82

第5話

 「アルナくん……これは一体どういう状況なのですか??」

 俺の召喚によって下界に来た神システィーンは、ピクピクと引き攣った笑顔を張り付けている。


 説明せざるを得ないよね。


「え、えっと、襲われたので返り討ちにしてステータスを見せたらこういう状況になりました、はい」

 俺はやりすぎたのをこの雰囲気で感じていた。


 なんか新しいスキル所得したっぽい……

 なんでこのタイミングなんだよ。


『[記憶回想(フラッシュバック)]を取得したんだけど……』


 神さまに精神感応(テレパシー)を送るが、

『………ちょっと黙っててもらえます?』


 ひぃっと軽い悲鳴をあげてしまった。


「私は神システィーンです。私の使徒が大変な御迷惑をかけてしまったようで、申し訳ありませんでした。ほら、謝って」


「この度は迷惑をかけてしまいすいませんでした。」


 神とともに頭を下げる。

 そこにいたすべての人間が驚きすぐに

「「「「「「頭をあげてください!」」」」」」


「許して下さるのですか?それに私が神じゃないと思っているのでしょうか」

 神は尋ねる。


 親父が代表して

「許すのは当たり前です、私もこうなる事が分かっていながら止めませんでした。

 もし罰せられる者がいるのならば私だけにお願い致します。アルナのステータスを見れば信じないものはおりません」


 なんという素晴らしい人なんだ。


「ありがとうございます。では貴方に神託を下します。このアルナ=アルヴアートを魔法学院に行かせ常識を学ばせてあげてください。このバカをよろしくお願いしますね。」


 そんなことを言うシスティーン。

 なんという人任せな神なんだと、バカとはなんだと思っていると、


「さっきのご無礼をお許しください、アルナ様……」

 一番最初に攻撃しようとしてきた魔導士が俺の前で跪いて謝る。


 それに続いて全員が俺に向かって跪き

「「「「「「申し訳ございませんでした!」」」」」」

 え? なんで謝っているのだろうか………


「いやいや、何を謝っているんだい??

 謝るのは俺の方だ、さっきは済まなかった、今後の仕事に支障が出ないといいんだけど………」


「私の方からも謝らせてくれ、すまなかった、アルナがあそこまで出来るとは思ってもみなかった……」


「お二方、頭をお上げください! 私たちこそ不甲斐ない所をお見せいたしました。アルナ様が本当に暗殺者だとしたら私たちはみな亡き者でした、命があるだけ、主君の命があるだけで我々は十分にございます。」


「お前たち………」


 いい指導者の下にいい弟子が集まるんだなぁ、



「では、さっきの話は終わりにしようじゃないか、ここには、アルナの回復を伝えにきたのだからな。」


 おっとそうだった、すっかり忘れていた。

「もしよかったら、皆の事知りたいんだけど……」


「そうだったな、ステータスを見たから分かっていると思うがアルナは転生者だ、この世界の事は知らないという、また教育をよろしく頼むぞ。前の知識は無いようだからな」


「「「「「「「「はい!」」」」」」」」



 こうして俺の死神事件は幕を閉じた……はず………




沢山の方に読んでもらえてとても嬉しく思います!

もしよろしければ感想や評価などもお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ