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ぷろろおぐ1
短めの投稿ですかね。
目を開けると、そこはまるで…………
―――――――は?
「ねぇねぇ、御影横丁行こーよ!」
―――――――………は?
「あ、いーね!じゃさ、アルト街道も行こ!」
目の前の少女たちは駆けていく。
――――――おいおいおい、嘘だろ…?
「ね…ねえ、ここ…何処なの…?怖いよ…ッ」
隣では泣きそうな顔の幼馴染。
「ここどこだよおおおおおお!!!!」
―――――――――でも、まるでも何も、ここは、もう……………ッ
「うわあああああ!!異世界じゃんかよおおお!!!!!」
……と、まあ、謎に包まれたこの異世界に、今紛れもなく、俺がいる。
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簡潔に言うと、俺は平凡の代表格だと思う。
何をしても普通、テストも、身長も、顔も。
俺、高峰春希の人生なんてそんなもんか。
だからやりがいがない。
生きている意味もわからなくなる。
…いや、自殺とかじゃないぞ?
―――あの日のことを思い出す。
頑張れ、主人公!