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ゆるやかなたいふう

作者: かなめ

即興小説トレーニングというサイトで公開してました。削除済みです。

「なあ!今日一緒に……」


「そういえば駅前に新しい……」


「こんな台風なのに加奈ちゃんは可愛い!麗しい!」


「好きだ!結婚してくれ!」


「加奈君!アイラビュー!」


「今日も可愛いな……加奈ちゃん……ングフフ…」


「Shall we dance ?」


「我が嫁よ」


「混沌の…」(聞き取れない)




 はあ、とため息を吐く。もう毎日毎日コレだからいやになる。

大体なんだってんだ。確かに私は超ビューティフルフェイスの持ち主だけども。


ふつうの女なら嬉しいんだろうな、コレ。だって何かスゴイのいるもん。

王子みたいな恰好してるやついるもん。でもアイツ本当は恰好だけ真似してるだけらしいってクラスメイトの美子ちゃんが言ってた。


はあ……。なんでこんななっちまったんだろ。

前世の記憶を持って、また新しく赤ん坊からやり直し、しかも外見は超ビューティフルなんとかだなんてさ。おかしいよな。


小説じゃないんだぜ。別に前世の人生が終わった後に神様が現れて、「ごめん殺しちゃったから転生してチート持って生きてね!」とか言われたわけじゃないんだぜ。


やってらんねーよ、マジで。

家族には恵まれてる。友達も良い人が沢山いて、前世なんかクソだったようにも思える。



諦めるしか無いんだよなあ。だって誰も信じてくれないもんなあ。

信じてほしい訳じゃないけど。


俺…じゃなくて私は、今日も超ビューなんとかに笑顔を貼りつけてこう言うのだ。





「おはようございます、今日はいい天気ですね」、と。

結構気に入ってます

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