舗道の影
キミに伝えたいこと、まだたくさんあって
そのたびに後だしできない、この気持ち
どれだけの人が理解してくれるんだろう
この胸いっぱいの気持ちを
舗道の影は
いったん、離れたり
また少しだけ、くっついたりして
夕日にとけ込んでゆく
『もったいないね』
この風景も、この時間も
キミがそう言ったから
僕もうなづいて見せて
キミの横顔を気にかける
まぶしさとは反対の意味で
キミの表情は何を語るんだろう
いちばん大切なものとそのつぎにあるもの
その両方を抱きかかえる
キミといるときは、とくに
舗道に浮かぶ影は
もう二度と見ることはない・・
そんなふうには思わないから
それがキミへの勇気と変わる