夜飯時の冤罪パニック
「あー腹減った…」
ったく、博士は発明に夢中になると他のことが目に付かなくなるんじゃから。
「何食おうかのー?久しぶりに牛丼とか良さそうじゃの」
ざわざわ…
「お?なんか向こうが騒がしいの」
あれ?あっちって儂がさっき超人に絡まれた近く…
「まさかの…」
嫌な予感がしながらも俺は騒ぎのする人だかりの中に向かって行った。
"ざわざわ"…
「うわヒデ… 」「誰がやったんだろ…」
「ちょ、すまん見えない」
クソ、身長低いせいで何があるか見れねーんじゃ
「うわ!怪人だ… 」「何でここに…」「まさかこいつが…」
「ちょっ!まだ見てないからわからないけど儂じゃないからね!!」
はあー、怪人ってだけで扱い悪いって理不尽な世の中じゃ、全く。ってか脚立か何かないのか、全然見れn…
「あー、やっと休憩入ったっぺ」
ビンゴーー!!電柱工事のおっちゃんが丁度いいところで脚立使ってたー!!
ビュー!! *ダッシュ
「おっちゃん!この脚立借りていい?」
「おっ?えーけどぉ休憩終わりには返してくんよー?」
「さんご!!」*翻訳サンキュ!!
ビュー!*ダッシュ
よっしゃー!これがあれば見れる。儂は早速借りた脚立を立てて登った。
さてと一体何がっ…
「ぁ、ぁがぁー…」
…え?
「あれってさっき儂をボコった超人だよね。えっ、え?何であんなボロボロになってんの?」
儂が見たのは血が頭から大量にでていて、右手と左手足はもぎ取られているという酷い姿にされているあの強面の超人だった。
「…っぁあー、がぁあ」
「おい、何か言ってるみたいだぞ」
「本当だ、後なにかを指指している…?」
あれ?あいつ何で儂の方指指して…
「か…いじ…ん….!」
"バタ"
そう言って超人は気を失いった。
…は?あいつ急になに?儂の方に指を指して【かいじん】だとか…あれ?ちょっとまて、今のって….
「おい今怪人って言ったよな…」「しかもあいつのこと指指していたな…」「じゃ、やっぱり!」
…ヤバーーーーーー!!!!完全にこれ儂が犯人扱いのパターン!!!!!
「警察です!超人が被害にあったと聞いてきたのですが」
「あっ!お巡りさんあいつです!!」
おい!こっちを指指しすなし!!あーもう!!
「逃げるしかねー!!」
クソーー!!!今日は本当についてねー!!!!
……
「…ふふっ、あの子に助けられちゃった〜♪…」
人だかりの中一人の女性が静かに笑いながら呟いてるのに気づいた人は誰もいなかった。
カゲトは身長が低いのを地味にコンプレックス持ってます。
カ「もう20歳だから身長伸びることないんだよなー…」
分かっているが諦めきれないという感じです。