表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怪人大乱闘  作者: ミクロ
2/4

二話という名の殆どキャラクター説明

やった!二話が出せた!

トントン


台所で少女が包丁を使って料理をしている。機嫌が良いのか鼻歌を口ずさみながら味噌汁に使う豆腐を切っている。


「今日は発明が上手くいったなー!こうなんかいいことがあるだけで他の作業まで楽しくなっちゃうなー」



ガチャ


「あっ、帰ってきた。」


包丁を動かす手を止め少女は玄関まで歩いた。


「はっ、博士ーただいまじゃー…」


「おかえりーカゲト…てえ!!なんで血だらけの状態なの!?それに尻尾は!?また切っちゃったの!?」


「いやー糞ヤクザ超人に絡まれて、逃げきれなくて、…手当てお願い…もう全身痛くて死にそうじゃ…」


ドサ


そう言った途端その場で倒れた怪人の名は【カゲト】。ニホントカゲの能力を持った怪人である。身長は156cmと小さめだが体重は90キロある。見た目は黒の髪、褐色の肌、顔以外は全身鱗でびっしり(少しだけ頬にも鱗がついている)で、今は切れてしまっているが大きな尻尾が生えている。


「ちょ、こんなところで倒れないでよー!」


そして倒れたカゲトを、見て慌てている人が【博士】。茶髪でショートカットの眼鏡女子で胸は貧にy「おい!」…慎ましい、普段は白衣を見にまとっている。夢は人々を助ける発明家になることだが、発明を失敗することが多い。大きな理由は頭は良いが発想力が0に等しいからである。




ーーーーーー



「あー死ぬかと思った!!」


「全く偶々私が【カプセル9Q(かぷせるきゅうきゅー)】を発明出来たから良かったものの、下手したら全治1年になってかもしれないんだよ」


カプセル99とはカプセルホテルの見た目をしており中に入れば3時間で怪我が治る博士が珍しく成功した発明の一つである。但し失った部分は治せないと言う欠点がある。



「尻尾が治んなかったのは残念だったけど、まあ三日もすりゃ生えてくるし大丈夫じゃろw。」



「そんなこと言って、前に尻尾を無くした理由は何だっけ?」



「えーと、トイレでう○こをしてたら紙が無くて…あっ!代わりに尻尾で拭いて流したんじゃっけ?」



「そのせいで家のトイレが1週間も詰まったままだったんだけどね!業者の人呼んで取ろうとしても『尻尾がビチビチと暴れて無理!』って言われた時には私もう一生便秘生活かと思ったんだからね!!」



「すっ、すいません」


そう謝りつつ何とか誤魔化そうと別の話題を話す作戦に決行した。



「あー、しかし珍しいのー博士がこんな役に立つ発明品を作れたなんて、明日は空から海ぶどうでも降ってくるんじゃ…」



「何その考えただけでも鳥肌が立ちそうな想像!!ていうか何で海ぶどうチョイスしたの!?わかる人少ないから伝わり辛いでしょ!?」


*海ぶどうとは沖縄県で昔から食べられてる緑色をした海藻である。


「説明どうも、…でも…このカプセル多分使える人が限られるんじゃ…」


「うっ、それは…」


カゲトが言った通り、博士の作った【カプセル99】にはもう一つ欠点があった、それは極端に小さいのだ。156センチのカゲトでも縮こまることで入れる大きさに作られている。これでは女性や子供しか入ることができないのだ。


「せっかく良いの(発明品)が出来たのに、サイズがこれじゃのー…」


グサ!


「ウッ!」


カゲトの発言が博士の心に刺さった!博士は30のダメージを受けた!


「うー…私の発想力の無さを呪いたい」


そう言ってその場で疼く待ってしまった博士を見て慌ててカゲトは声をかけた


「あー!でも!これを発明オーディションとかに出せばそこそこ評価されるんじゃ!?ほら、子供の体を守ります!とかなんとかPRすれば!」



「…ほんと?」


疼く待っていた顔を上げて聞き、カゲトが「ほんと、ほんと」と返すと、一気に表情を明るくした。



「よーし!それじゃ早速オーディションに参加してこよーと!えーと、まずはパソコンで応募を…」


「あれご飯は…」



「んなのあとあと!今はとにかく私の発明を認めて貰わなくちゃ!」


そう言って博士は自分の部屋に向かって言った。



「えーちょっと!…全く発明のことになるとすぐに熱中しちゃって…あーもう腹が減ったのー!!しゃーない外で食うかの」




ーーーーーー



午後8時、とある路地裏で戦闘が起きていた。


「ち!何なんだよてめーは!!!急に喧嘩吹っかけてきやがってよ!!!!」



戦っているのは先程カゲトをボコした強面の超人と女の怪人。しかし今は手も足も出ずに逆に自分が痛めつけてられていた。


「あら〜、あなたが最近私たち怪人をいじめているから私が罰を与えにきただけじゃない?」


女の怪人は相手をあざ笑うように言葉にした。




「こっ、こんなことしていいのか!?てめーら怪人は元々世間の評価が低いんだぞ、その怪人が英雄と親しまれている超人に暴行なんかしたらてめーら怪人の評価はだだ下がりになるぞ!!それでもいいのが!?」


その言葉を聞いて気にくわなかったのか怪人は声を低くして言い返した。



「あら〜。じゃあ私がやったてバレないように貴方の原型を留めない程度に痛めつければいいわけね?」


「ひっ!やめっ…うわーーーーーーーー!!!!!!!!」




超人の虚しい悲鳴が響き渡った…





ーーーーーーーー

キャラクタープロフィール<分かりやすく>


カゲト


種族 怪人 : 爬虫類族 :ニホントカゲ科






身長 156cm(怪人の中ではかなり小さい)


体重 90キロ


特徴 黒髪

褐色肌

顔以外全身鱗(頰にも少しある)

大きなトカゲの尻尾

ちぎれた尻尾は数分は動き続ける

3日経てば新しい尻尾が生える

口調が年寄りくさい

身長が平均(怪人としての)よりも低

いことを気にしている。

ニホントカゲの能力を持っている

顔は中の上でそこそこ良い






[尾代わりの術]

一般的な身代わりの術の劣化版。理由はこの技を使うために尻尾を犠牲にする必要があり。ちぎれた尻尾は3日もしないと生えないため一度使うと3日間使えないというデメリットがあるからだ。



















次は三話。投稿できるといいな…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ