怪人と超人
どうもミクロです。さあ、こりずに新小説始めます。時間が空いたので新しいジャンルを書きたくなった次第です…まあ!とりあえずどうぞ!
20xx年、地球には人類以外にも新たな人種が反映していた。それは人類よりも優れた力を持った【超人】、そしてその超人のはみ出しものの【怪人】がいるのが当たり前の世界になっていた。
この物語はそのはみ出しものの怪人の一人が奮闘する話である。
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とある路地裏
「てめー待てやこらー!!
「なんでさ!?なんで転んで夕飯の生魚顔面に当てちゃっただけでそんな怒るんだよ!?」
「俺は魚が大嫌いなんじゃー!!」
「ガキか!?」
一人の青年が頭に秋刀魚を乗せている強面の超人に追いかけられていた。
「くそー!早く帰って博士に飯作ってもらうはずが…て行き止まり!」
全力で逃げ続けていた青年がとうとう追い詰められてしまった。
「へっへー!てめー覚悟しろよ!!」
男は鉄パイプを拾って不敵に笑った。
「ちょっとまて!天下の超人様が一般人に暴力振るっちゃだめじゃろ!」
「うるせー!俺は昔金巻き上げてるところを、てめーら怪人が通報なんかしやがったから5年間も牢屋に入れられたんだだ!その恨みをさっきの生魚と一緒にはらさせてもらうぜ!!」
「いや通報したの儂じゃねーし!!ただの八つ当たりだよね!!?」
そう言った青年には普通の人とは違う特徴があった。褐色の肌、服の外からみえている爬虫類のような鱗、そして大きな尻尾が生えており、その姿は怪人と呼ぶにふさわしかった。
「同じ怪人なら同罪じゃー!くたばれー!」
超人は鉄パイプを思いきり振り下ろした。
バキ!!
鉄パイプが当たった音が鈍く聞こえた。…がそこには怪人の姿はなかった。
「な、なに!確かに今感触が!」
そう言い超人は下を見るとそこにはピチピチとまるで魚の様に跳ねている尻尾があった。
「ざんねーん!今のは儂の技、【尾代わりの術】(おがわりのじゅつ)で犠牲になってくれた儂の尻尾じゃガバアアァ!!」
調子に乗って相手を挑発したら超スピードで鉄パイプが飛んできて顔面にぶち当たった。
「ちょ、ごめん…ぶっちゃけあの技一回しか使えないから、次のは避けられないのよ…だからさ…それ構えるのやめてもらっても…」
見ると超人は青筋を浮かべて鉄パイプを構えていた。
「だめだよ、バーーカ!!」
ドゴ!バキ!べギ!
「アギャバーーー!!!!」
怪人の断末魔が広く響いた…
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3分後
「へへっ、あースッキリしたぜ。」
超人は機嫌を良くして路地裏を出て行った。
そしてそこには、
「ぢ、ぢぐしょーが……」
ピチピチ!
ボコボコにされて泣きながら倒れている怪人の近くで未だに尻尾がピチピチと跳ね続けいるなんとも言えない絵面がそこにあった…
いかがだったでしょうか?新ジャンルなので多少書くのに苦戦しました。まあほぼギャグになると思いますがw。次回もがんばって話を書いていきます。