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僕たちは『更生人。』

作者: 七瀬

僕の名前は 「サトル」 仕事は、『更生人』 だ! 簡単に言えば...?

悪の道に行ってしまった。少年少女を 【救うモノ】 とでも言おう!

良い言い方をすれば 『ヒーロー』 

悪い言い方をすれば 「極悪非道なやつ」

なのかなと思っている。


街中に、悪い事に手を染めてしまった少年少女たちを救うべく!

その子たちに、将来の自分自身に恥じない大人になってもらう為、

僕たちが更生させる。

ここでの更生人は、更生させる為に試練になる場所に行かせる事。


もちろん、その親御さんからの依頼のもとでやっている。

あたかも、自然に出会ったかのように見せかけて近づくことが目的だ!

それから、僕の仲間の 「さとし」「卓」「モナ」 と僕の4人で、

少年少女を救っていく。


先ずは、モナ一人で、夜の公園でいると...? 見るからに悪そうな、

ガラの悪い少年たちが、3人モナに近づいてきた。

勿論だが、僕たちは訓練をしてきたモノだから。女性のモナでも、

5.6人の大人の男性をいっぺんに相手にしても勝てるほど鍛えて

いるので何の問題もない。


そんな事も知らない、チンピラ風の少年たちは、モナに絡んでくる。

このタイミングで、僕たち3人が出てきてケンカになっても手加減

してから、ある場所に連れて行く。


僕たちからしたら...? 『お馴染みの場所』 ここは......?

船場だ! そこには数隻の漁船があって、 「マグロ漁船」に

乗せるのだ! 行ったら行きっ放し。1年は最低でも帰って来れない。


そして、僕たちの仕事仲間の船長が僕たちのところにやって来た。


 「おう! サトル元気だったか? それに今回は3人か?」

 「そうなんです。よろしくお願いします。」

 「おうおう! わかった。 モナ! 綺麗になったな~」

 「そうかな?」

 「べっぴんさんになったよ~ さとしも卓も少し大きくなったか?」

 「俺はそんなに変わんないけど? 卓が太ったよ~」

 「まぁ、少しね! 太ったかな?」

 「そっか! お前たちが元気そうで何よりだが、サトル!」

 「何?」

 「お前たちも、昔はこの3人みたいに俺の元でマグロ漁船に乗って、

あの頃は......」

 「その話はいいよ~ じゃ! あとは任したね! 船長」

 「おう! 任しとけ~」

 

間違いない! 1年後少年たちが帰ってきた頃には、 『更生完了』

している。何故なら...? マグロ漁船は、過酷な仕事だからだ!

更生しないで帰って来た少年は1人といない。

もう二度と、マグロ漁船には乗りたくないと心底思わせるぐらいキツイ

仕事。その後の少年たちは家に戻り、もしくは自立して、これからの

自分を見つめ直していく。


僕たちの、この仕事は...?  果たして少年少女たちにとって本当に、

良いことなのかは? わからない。


それでも、少年少女たちの親御さんから感謝されたり、少年少女たち

から、 『ありがとう』 と言われる事もある。


どんな風に思われるかより、今後の彼ら彼女たちの未来のために!

何が出来るか? そんな事を思いながら、僕たちはこの仕事をずっと

続けている。







 

















最後までお読みいただきありがとうございました。

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