目次 次へ 1/62 1 僕の青春は殺すことだった。存在を殺して他人を助けることだった 今になって考えてみれば無意味なことだったのかもしれない。僕らの世界の事だけを考えていれば。僕の事だけを考えていれば。 しかし僕はそれを良しとしなかった。知識でも経験則でもない。僕そのものがそう命じたのだ。 僕を超えない僕以外の僕が、見ず知らずのヒト達を助けろと、そう命じたのだ。 後悔などは無い。僕は僕がしたことにとても満足している。きっと僕は自分を含めた様々なヒトビトに幸せを与えることができたのだ。