表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/16

Sympathy ~後悔~






「ミアが、厄介者扱いされてるのは・・・言ったわよね。」


「うん。」


「だから、一生懸命勉強して・・・今のミアがいる。

 だけど・・・それでも、うるさい人はうるさいのよ。

 どうせ、ズルでもしたんだろとか・・あれこれと・・・」


「酷い・・・」


「ほんと、酷いわよね。

 だけどそれが現状なの。だから、ミアは女神になるのよ。

 神に認められる天使になるためにね。

 私はその応援をしたいから、辞退したのよ。」


「そうだったんだ・・・」


「えぇ・・・」




目を伏せる。





「ミアのね、言ったことは気にしないで。

 唯さんは、唯さんなりに頑張ればいいんだから。」


「は、はい。」


「ただ、ミアの気持ちも悟ってほしいの。

 なんで、あんなことを言ったのか・・・

 長年一緒にいる私にもわからないわ。

 だけどね、唯さんならきっと・・・気づけると思う。

 なんか、そんな気がするの。」


「サラさん・・・」


「唯さん、宜しくね。

 そして・・・頑張って!」


「はい!」









































「填志は休みか・・・」




ミアが休んで1週間。



話したくて天使界に行くけど、顔もみせてくれない。





なんで、あんなこと言っちゃったんだろう。




ものすごく後悔している。




汚れたとか・・・



酷い言葉を沢山投げかけてしまった。



天使いえども、心をもっている。



意外と、人間よりデリケートなのかもしれない。





(私・・・大変なこと、言っちゃった・・・)




後悔しても、いまさら遅い。








「ゆーちゃん。どうかした?」


「芹菜・・・」


「填志さんが来なくなってから・・・だよね。」


「填志のこと、みあって呼んでるの・・唯だけなんだよ。

 どういった知り合いなの?」


「え?」


「ゆーちゃん、隠し事?」


「あぁ・・・ミア・・・みあ、とはね。

 楽しい時間を共有しあった・・仲、かな。」


「へぇ。」


「おとなしい填志と、正義感が強い唯のコンビか・・・

 なっかなか、面白いね。」





(はは・・・みあがミアっていう天使だって知ったら驚くだろうな~)








「あんな美少女、今まで見たことなかったしな~

 もっと友達になりかったし、話したいのに・・・

 全然きてないよね、最近。」


「だね~。」




チクリと胸が痛む。




自分のせいなのだから。






「明日は・・・来てくれるよね。」


「だね。」


「・・・ん。」











恋の進展もあるのだろうか・・・!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ