第3話〜終演〜
出発してから何分いや、何十分走っただろうか?
「ここだ!」
大声で龍一がゆった。そこには20階建ての廃墟とかしたビルが建っていた。
「ここか?」
仁が言った。
「あぁ。調べたらこの廃墟になったビルの地下らしい」
龍一はビルの入り口に向かった。
続いて仁と佐久間が行った。
その後に俺が行った。中にはいるとホコリやゴミでいっぱいだ。
「おい。人があるいた、後があるぜ」
仁が座りこんで指さしてゆった。
ホコリが積もっているせいで人が歩くと後がつく。
そのおかげで、地下室の入り口が簡単に見つかった。
「ちょっと、簡単すぎないか?」
俺は嫌な感じがした。
「あぁ。確かにな。簡単すぎだな」
龍一がカバンからサバイバルナイフを取り出しながらゆった。
「きにしすぎだ」
佐久間がゆった。
「あー!もう、くだくだゆうなよ。ここまで来たんだからよ」
仁はいつの間にかカバンからバットを出していた。
佐久間もカバンから改造エアガンを取り出していた。俺もカバンからカギ爪をとりだした。
「映画みてえだな」
誰も聞いてないようだ。
「よし行こう」
龍一がゆった。階段を降りてゆくとそこには、警察官が倒れていた。何十人も。
「何だよこれ!」
仁は興奮して言った。
「しっ!何か聞こえる」
俺はゆった。
「逃げろ、殺されるぞ・・・」
息絶えたよおだ。
「やばいぞ!」
仁はまだ興奮している。
「クククッ・・・また死体が増えちゃうなぁ」
奥の部屋で声がした。
「誰だ!出てこい」
龍一だ。
「何様だ!凡人が!進化する事もできない人間は死あるのみ!」
龍一は立ち尽くした。
「何も言い返せないか!俺は地下三階にいる殺され無かったらまた会おう」
そお言い残し階段を降りていく音がした。
「俺は行くぞ。引き返したい奴は戻れ」
龍一は警察官の死体を踏みつけながら奥の部屋に進んだ。
「嫌だ。俺は死にたくねぇ」
佐久間は引き返した。
「俺は行く」
仁は奥の部屋に進んだ。俺ももちろん行く。〜地下二階〜
「今地下二階だろ?何階まであるんだ?」
仁がゆった。
「地下三階までだ」
すごく冷静な声でゆった。
「余裕だねぇ。地下一階の奴は警察に殺されちまったけどな。しかたねぇよ。完全体じゃないんだから。もちろん俺は完全体じゃない。いやなれなかった!あいつがいなければ俺が完全体になるはずだった!この俺、第2の門番が!貴様等も完全体じゃないんだろう?」
門番は長々と怒りくるた感じで言った。「あいつ?アイツとゆうのは誰だ?」
仁は友達と喋るような口調で言った。
「アイツか?あいつはなあ完全体になる前は人間のクズだった。弱くてブサイクで!何もかも最悪な男だった!だが何故かそいつが完全体になりやがった!」
仁は話についていけない様子だった。
「だからお前等を殺す!俺の邪魔をする奴らは皆殺しだ!」
そうゆうと門番が飛びかかってきた
「速い!何てスピードだ!」
龍一は目で追おうとしたが無理だった。
「ギャー」
仁が悲鳴をあげた。龍一と俺は仁の方を見た。仁の左腕が無い。
「ちくしょうー!何てこったい。左腕が持ってかれた」
仁は悲痛のうめき声と共にバットを床に落とした。
「次は頭だ」
そうゆうと仁の頭めがけて走り始めた。ドン!ドン!二発の銃声がなった。
「死にやがれ!化け物が!」
佐久間がマグナムで門番の頭を打ち抜いた。
「仁。これで貸し1つな」
みんな唖然としていた。
「逃げたんじゃないのかよ?」
仁がさっきより落ち着いた感じで言った。
「親友を置いて逃げれるか?」
笑いながら言った。
「とにかく地下三階に行こう。仁、戦えるか?」
龍一が言った。
「ああ。戦えるさ」
そうゆうと佐久間の持っていたマグナムをとった。
「これ本物か?」
仁は少し体が震えていた。
「あぁ。本物だよ。警察官の死体から取ってきたんだよ」
佐久間もリラックスした感じだ。
「じゃあ行こう」
俺はそうゆうと門番の顔をけ飛ばした。〜地下三階〜
「待ってたよ。凡人共!門番に勝ったぐらいでいい気になるなよ!こっちには完全体がいるんだ!一人だがな!だがそいつは気づいてない!嫌、覚醒してないだけか。だから俺がそいつを殺戮マシーンに覚醒してやる!」
その男は何故か悲しい目をしていた。
「死ねぇ」
仁はその男に向かってマグナムを撃った。
残りの弾4発を。その内一発がその男の心臓を撃ち抜いた、
「クッ!俺は死んでもいいのさ、今から死の殺戮ゲームが始まるのだから・・・覚醒せよ。我が名の元にヒューマンキラーよ!」
そうゆうと男は倒れ込んだ。
ドクンッ!心臓が張り裂けそうだ!ズキッ!頭が割れそうだ!(よう!久しぶりだな!)(お前は?)(俺か俺はヒューマンキラー!地獄の戦士さ)(何が目的だ)(目的?人類滅亡さ!人間は全て抹殺し、元の地球に戻す!人間が生まれる前のな!)(何故?そんなことをしなければならない?)(何故だと?人間は地球を汚し挙げ句の果ては核兵器だ!戦争のたびあんなもの使えば地球はどうなる?崩壊するだけだろ?それならばいっそいちからやり直したらいいじゃないか!一からな)(そんなことしなくても、何とかなるんじゃないか?)(くだくだウルサいんだよ!死ね)
「みんな・・・逃げて・・・俺は俺じゃなくなる」
みんなキョトンとした表情だ。
「何ふざけてんだよ。春樹」
仁は悪い夢を見ている顔で言った。
「クククッ!まずは貴様等からだな!死ね」
そおゆうと地面から一本の剣が出てきた
「春樹!悪い冗談は止せ!」
龍一は怒鳴った。
「俺は春樹じゃない!ヒューマンキラーだ」
そおゆうとヒューマンキラーは走り出した。
ものすごい勢いで剣を一振りした。
そうすると、龍一と仁と佐久間の首は一気に吹き飛んだ
「いい死にざまだな。さぁ!料理(殺戮)の時間だ」そう俺は〜進化〜したわけじゃなかった。
ただのサナギにしかなかった。
ヒューマンキラーになるまでのサナギにしかなかったのだ。
俺にはこいつ(ヒューマンキラー)を止めることはできない。
人類が生き残るか、ヒューマンキラーが人類を滅亡させるか、俺はこいつ(ヒューマンキラー)の中で見守るとしようか。
読んでいただきありがとうございます。