1話の8
「もう一台はこっちに横転した車が止まってて」
公園と歩道の堺の写真に指をさす。
「両方とも感じる場所を中心に撮ったやつす」
「なるほど、穴の写真とカラスの写真は?」
「その二つはちょっと予測になるんですけど・・」
阿久津が少し渋い顔をする。
「カラスって、頭いいから車に木の実とかを踏ませて、その木の実を割らせて中身食べるって、それで木の実が落ちてきてびっくりした運転手が運転誤らせたんじゃないかなって」
「そんなことあるのか?」
疑問を浮かべる社長
「それでもう片方は避けるためにハンドル切ったら、僕が掘った穴で横転したんじゃないかなって・・・」
「現場見て取材ないとなんとも言えんな。」
社長は二枚は保留として他は使えるなと考え、墨田はわかってる男だから抜かりなく写真も撮りきっと今取材に翻弄してるだろうと思い、どういう記事を作らせるかとちょっと笑みを浮かべる。
「あのしゃちょー・・・」
「ん?どうした?」
「僕このままバイトでもいいのでここで働けますか?」
ちょっとどきりとする社長。
そうこの話と関連する写真を知るまで、傍から見れば無駄に写真を撮ってるさぼってるやつなのだ。しかもこの予感で撮ってることを黙ってほしいと。
「んー・・・このこと墨田には話したら駄目か?」
「え?はんちょーすか?」
「ああ」
墨田が知っていれば阿久津がどんなに暴走しても面倒見のいいやつだ最後まで付き合ってくれるだろうと社長は考えていった。
「あんまり人に知られたくないんす。僕にとってはその良くないことを回避する術だったので、知られちゃうと逃げ場なくなっちゃうみたいな・・・」
「墨田はそうだな俺が一番見てきた一番弟子みたいなもんだし、一番信用が置ける。それに絶対秘密を守る男だ。あとあれだお前が困ったときあんまり俺が助けるより墨田が助けたほうが何事も疑われることも減るだろうしな」
阿久津は黙ってじっと社長を見つめる。
「そのどうだろ阿久津?」
「そうすねしゃちょーにあんまり迷惑かけたくないですし、しゃちょーがはんちょー信用してるなら話してもいいす。・・・ただはんちょーだけにしたいす。」
阿久津にとっては本当に知られたくないことように渋々納得するように了承する。
「ありがとな阿久津、じゃあ墨田が戻ってきたらまた話すか」
「はい」
社長は一旦取材にでてる墨田が帰ってくるのを待つことにし、それまでに他の仕事を片付けることにし、阿久津にも仕事を割り当て、二人は対談室からでた。
遅くなりました




