1話の7
「つまり、この写真は何か起こると思った場所で、実際事故が起きたってことだな。・・・何が起きるとかはわからないんだよな?・・・信じられない・・」
「はい、嫌なことは嫌だなって感じるぐらいす・・その信じなくてもいいので誰にも言わないでほしいす。」
阿久津に悲しい顔をされる社長
「い、いやお前のことを信じてないってわけじゃない・・こういうことがあるのか信じられないっていう意味で阿久津のその感じる力は信じようと思うよ」
何を訳わからないこと言ってるんだと社長は自分の発言に困惑を浮かべるが、阿久津の瞳は煌めきを宿した。
「・・・はい!社長ならそういうと思ってました」
にっこりと嬉しそうな顔で笑う阿久津に少しほっとした。
「それで、写真の一枚一枚の説明と事故との関連を良かったら詳しく聞きたいんだが。事故を見てきてこの写真をだしたんだろ?」
「そうすね、まずこの写真」
阿久津はりんごを持ったブレスレットをつけた女性の写真。
「この人公園で遊ぶお孫さんの様子を毎回車で見に来るんす。その息子さんと折り合いが悪くて連絡をとってないらしくお嫁さんと内緒で公園で密会してるって話らしくって、連絡は取り合わず、雨が降らない日同じ時間に公園にきてお嫁さんとお孫さんが居れば話すみたいな曖昧な感じらしいすけど。・・・それでもお孫さんに会えるのが嬉しいのでって通ってるんだと話してたす」
「そんな詳しく話してるんだな?」
「取材なので!」
「お、おう」
これも取材なのか、はたから見れば仕事中に知らん奴と公園で楽しそうに喋ってさぼってるやつにしか見えないんだろうなと社長は苦笑いを浮かべる
「僕がりんごが好きだと話をして、次の日にはりんごをくれたんす、そのお礼に一枚を撮った写真すこれ。・・・そのでもその時嫌な感じはしなかったんすよ。それなのに運ばれてるのお婆さんぽかったのでびっくりして、カメラで覗いたときすごく嫌な感じがして運ばれるところ写真に撮れなくて・・・それではんちょーに先に帰れって言われちゃって・・・」
「ああ、だから先に帰ってきたのか」
「はい」
落ち込んで帰ってきた理由がこれなんだな。
慰めようと考えてると阿久津は話をつづけた
「でも僕は社長が信じてくれるって言ってくれたので大丈夫です。それで次この写真はこの辺りに一台事故した車がとまってました」
阿久津は公園横の道路の写真の中央辺りを指さして話す。
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