1話の6
カラス
並べられた写真は、事故があった〇〇公園、その横の道路、公園と歩道の堺、穴の写真、そして何かを銜えたカラスの写真の5枚。
「これは事故があった公園で・・この穴は?カラスはまぁさっき見せてくれたやつだけどこれが?」
「この穴も公園で撮った写真なんです。カラスは今朝公園から撮った写真で・・その・・」
「どうした?」
途中で黙って俯く阿久津に声をかけるが俯いたまま手はぎゅっと力をいれているのか震えている阿久津を見つめる社長。
どうしたらいいもんかと気まずい空気みたいなものに社長は戸惑う。
とりあえず声をかけようとしたとき阿久津はばっと顔をあげる。
「誰にも言わないで聞いてほしいんす。」
「お、おう」
勢いで返事をしてしまう社長。
「その僕昔から、えっと何かが起きるってなんかわかっちゃうんです。それが・・そのすごく何言ってるんだと思うかもしれないですけど、昔から何か起きるってでもそれが嫌なこと起きるなってわかったら避けるようにしたりとか逃げてたんです。」
「う、うん」
正直何を言っているだとおもうけど、必死に話す阿久津にとりあえず相槌だけ返してしまう。
「それで、一週間前ぐらいから公園が何か嫌な感じがして、とりあえず写真を撮ってたんすよ。記者はほら危なくても記事にするため写真撮るって言うじゃないですか」
「お、そうか・・」
何だその古典的な考えと突っ込みたくなる社長はまたとりあえず相槌だけ返す。
「今まで嫌な感じがしても、それ僕に起きることだと思って、だから僕が避けたら大丈夫だって、それでここ一週間公園を張り込んでたんす」
「・・・そうか」
公園で色々してるって報告受けてたが張り込んでるつもりだったのかとまた突っ込みいれたくなる社長はまた相槌だけ返す。
「その公園で何か起きる感覚が強いの何もない広くなってるところと道路側の方で・・・カメラを人に向けたら何人か同じ感覚を受けることがわかって、よく観察してたらその何人かの子供達は何かおこりそうなところでボール遊びをする子たちだったんですよ。それで、子供たちに今かくれんぼが流行ってると一緒に公園の道路が遠い奥の方で遊ぶようにしたんす。それでもう一度カメラ覗いたら何か起きる感じだったのなくなってて、感じが変わることもあるんだって思って、道路と公園の間に穴掘ってみたんです。」
「んっ・・ああこれがその穴の写真か」
「はい、そしたら何か起きる感覚が強い場所の範囲が狭まったんです。」
真っすぐ見つめてくる阿久津にこの話が本当だとしたら記者として凄いいい能力だと思う反面怖いと思う社長。
あとちょっとで




