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1話の4

しょんぼり

対談室を出た二人は足早に準備をしてビルの外にでる。


「おい阿久津邪魔するなよ」


「なんのことすか?」


墨田は言い返そうと思ったが急がないといけないのでぐっと言葉を飲み込む。


「まぁとにかく邪魔するなってことだ。走るぞ」


「だからなんのことすか??」


阿久津に返事をせずに墨田は走りだし、阿久津も墨田を追いかけるよう走りだす。



5分ぐらい走った先にある目的の事故が起きたという〇〇公園についた。

そこにはまばらに人だかりができていて、警察もいる。

二人は息を整えながら現場付近に近づいていく。

歩道に乗り上げて破片が散らばって車のボンネット半分がつぶれた車と、公園の中に横転している車。

救急車がちょうど人を乗せていくところだった。


「阿久津急いで写真!」


「・・・はっはい!」


阿久津は慌ててカメラを鞄から取り出しカメラを構え手が止まる。

救急車は人を乗せ終えサイレンを鳴らし走りだしていった。


「おい阿久津撮れたか?」


「い、いえ撮れなかったす」


「えぇ、何やってるんだよ!もういい!カメラ寄こせ!」


墨田は阿久津からカメラを取り上げ事故現場の写真をどんどん撮って近づいていく。

ある程度近づいた所で警察に止められ、墨田は下がり何故か棒立ちしてる阿久津のところに駆け寄った。


「おいどうした?」


まさか事故現場を目の当たりにしてショックでも受けてるのかと思い心配しながら墨田は声をかけた。


「あ、あの運ばれた人見たことある腕輪をしてたんす・・。」


いつも目を輝かせて笑顔の阿久津が暗い表情をする。


「そうか・・、お前は事務所に先に帰っていいぞ。あとは俺一人で大丈夫だから」


「はい・・・。」


これは相当ショックを受けてると思い、墨田は阿久津を先に帰らせることにした。

とぼとぼと事務所に戻る阿久津の背中を見届け、あいつも笑わなくなるときあるのかとちょっとだけ阿久津のことを知った墨田。


「でもあんなんじゃ記者続けれねえよ。」


誰にも聞こえないように悪態をつく。二週間分の気持ちだった。

割り切って仕事に専念するようと深呼吸してから墨田は事故についての聞き込みを始めた。

見ている人がいるかとか楽しめているのか気になる・・!!

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