2話の2
CLIP
対談室、前と同じように社長と向かい合って墨田と阿久津は隣同士で座る。
社長はこの一か月度々くる二人の問題が当たり前化してきていて、大概が阿久津が無理難題を墨田に頼み最初はいけると思った墨田だったがスクープは何件かあったが、ニュースにもならないどうでもいいようなことも全力の阿久津を必死に食い止める墨田に対し社長は申し訳ないという気持ちが大きくなっているところだ。
「えっと、それで今回はどうしたんだ?」
「しゃちょー!僕が応援しててずっと好きなアイドルがオーディションでメンバーを募集することが決まって、その取材をしたいって話をはんちょーに言ったんですが嫌っていうんです。」
「普通に嫌でしょ、オーディションなんてどのくらいの期間そこに時間を使うかわかってんの?」
「でも絶対僕行きたいです!本当に好きで!はんちょーお願いしますよ」
「だから嫌だって何回言えば・・」
「あーはいはいストップ」
社長は二人がまたヒートアップしそうなところを止める。
「とりあえずそのアイドルってなんていうんだ?」
「CLIPです元々6人だったんすけど2人卒業しちゃって少しファンの数とか露出減っちゃったんですけど、心機一転続けるのにオーディションをするって話になってて」
「あー大手事務所のアイドルだなぁそういえば最近見てなかったかも」
「そうなんす!だから僕オーディションの取材したくて」
「社長俺は嫌だって言ってるです」
「まぁ大手だからしっかりするだろうし半年ぐらいかかりそうな案件だなぁ」
「でしょ?!嫌ですよ」
墨田の気持ちがわかる社長。
確かに半年そこに拘束されつつ、墨田は班長だから他の仕事も見たりしないといけない。物凄く大変になるだろう。ただ、こうなった阿久津をどう諦めさせるかは正直一か月半近く見てて未だにわからない。いや一年以上居たとしてもわからないかもしれない。どうしたらいいかと社長は悩む。相談室には沈黙が流れる。
「だったら僕一人で」
「無理だろ」「悪い駄目だ」
社長と墨田は阿久津の提案を同時に拒否する。
できるだけ毎日更新できたらいいなとおもってます




