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第1話

 ――かつて栄華を誇った魔導は地に墜ちた。

 今、世界とそこに住まう人々を脅かすのはドゥーム帝国が誇る機械技術。


 鉄鬼と称された、文字通り鉄の悪魔によって魔導により繫栄してきた国々は次々と敗北。ドゥームの軍門へと降り、地図は帝国が掲げる赤き色により染まろうとしていた。


 ――しかし、そんな強大すぎるドゥーム帝国へと反旗を翻した者が居た。


 青き御旗を掲げし、それは帝国が始めに滅ぼした国であるレムナス。立ち上がりしは今亡き国王レムナスが遺児たる王女、エンゼリカ・クォークリンブルレイム。


 魔導大国であったレムナス復興をその小さな背中に背負った彼女はドゥームの鉄鬼たちへとその魔導を以て挑み、しかしてその強大なる鉄鬼の前に絶体絶命の危機に陥る。


 もはや此処までと最期を悟ったエンゼリカ。そして彼女が発動する、一世一代の大魔導。

 己の命を燃やすその魔導が放つ光に彼女は願う。


 ――この命を捧げます。どうか父と母、そして民草の仇を!!


 空に広がり行く魔法円を見詰めながら、迫る鉄鬼の拳を前にそれを受け入れるように彼女は瞳を閉じる。


 そんな彼女の耳に届いた、ある言葉。


 ――そんなモン、要らねえよ。


 誰かの大きな手が、彼女の背を支えた。

 エンゼリカはその目を開き、そして“それ”を見た――

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