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大人童話シリーズ

大人童話 桃太郎

ネタカブリは調べていませんので、どこかでネタカブリしているかもしれません。

その場合はごめんなさい。

桃太郎


 昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。

 ある時おばあさんが洗濯をしていると、『児童相談所』(かわ)から『DVと育児放棄の問題が解決されていない子供』(おおきなもも)が流れてきました。

 子供がいなかったおじいさんとおばあさんは、その子に「桃太郎」という名前を付けて育てる事にしました。

 桃太郎はすくすくと成長していきましたが、桃太郎の住んでいるところに『広域指定暴力団』(おにがしま)から『反社会勢力構成員』(おに)達がやって来て、オレオレ詐欺や非合法品売買などの悪さに、住民も困っていました。

 正義感の強い子にそだった桃太郎は、さっそく『おに』退治に出かけます。

 ですが相手は『おに』なので、そう簡単にいかない事は桃太郎もわかっています。

 そこで桃太郎は『暴力対策班の警察官』(いぬ)を『地域の治安改善の立役者という手柄』(きびだんご)で仲間にしました。

 これで『おに』と戦う事は出来るようになりましたが、ただ『おに』を追い払うだけではまた新しい『おに』が来るだけです。

 そこで桃太郎は『おにがしま』の『おに』をこらしめてやろうと考えました。

 それには『いぬ』だけでは厳しいので、『足を洗いたがっている内通者』(さる)を『社会復帰の為の手助け』(きびだんご)で仲間にしました。

 これで『おにがしま』で『おに』と戦う事が出来ますが、この戦いは始めたら絶対に負けられない戦いです。

 また、『おにがしま』の『おに』を退治しても、『おにがしま』にいなかった他の『おに』が報復に来るかも知れません。

 それでは今よりひどい事になりそうだったので、桃太郎は『敏腕弁護士』(きじ)を『多額の成功報酬』(きびだんご)で仲間にしました。

 こうして桃太郎は『いぬ』『さる』『きじ』の協力もあって『おにがしま』の『おに』を退治して、『おにがしま』から『極めて高額な賠償金』(ざいほう)を持ち帰り、末永く平和に暮らしましたとさ。


 めでたし、めでたし。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 実に良く当てはまっていてびっくりしました
[良い点] よく作られた話で面白かったです。 [一言] 童話パロディは一度やってみたかったのですが、ここまで話通りに進みつつ現代的な桃太郎を見たら、なんだな自信が無くなってきました……
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