惑星探査
「中々、知的生命体なんて見つからないものだな」
「ああ…、メーターもすっかりくたびれているぜ。反応するものがないからな」
その時、船内にメーターが反応したことを示す音が鳴り響いた。
「おおっ」
「とうとう見つけたか」
二人はメーターに駆け寄り、その惑星の宇宙座標を調べた。
「成程、あの星らしいな」
「おおっ、何と美しい星なんだ。もっと接近して眺めてみよう」
宇宙船を接近させた二人は、ため息をついた。
「素晴らしい、こんな星は今まで見たことがない」
「見ろよ、スパッと切り出したような銀色の岩が、無数に並んでいる」
「こんな星、どんな画家でも書けやしないだろうな…」
しばらく眺めてから我に返り、この星と交信するための機械を引っ張り出そうとしたら…
爆発音が鳴り響き、全てが塵となった。
A国の大統領による記者会見
「昨夜未明から宇宙船と思われる未確認飛行物体が、我が国の領土上空を漂っていたため、我が軍がミサイルで爆撃いたしました。その前に、様々な手段で交信を試みましたが、相手からは全く返事がないため、このような手段を取りました。我が国は地球を守る責任を果たしたのです…」
二人の宇宙人、果たして浮かばれたのだろうか…。
この話は、以前に地球を宇宙から撮った写真を見た時に、思いつきました。宇宙人の感覚と地球人の感覚の違いや、「皮肉な結果」とは何かなどを考えて、書いてみました。