二度目の登校
投稿までに、かなり時間がかかって申し訳ありません。
次はできるだけはやく投稿できると思います。
二回目の登校日がとうとうやってきた。
俺が昨日考えた方針通りいけばとりあえず問題ないはずだ
そして校門に着いたところで後ろから声をかけられた。
「おっはよ~!
昨日はよく寝た?朝からなんか悩んでますよオーラがでてるよ!」
オカ…もとい雪子だ。俺は昨日考えた方針を貫くんだ。
確かに悩み事はある。しかし、ここでオーバーリアクションを入れてはいけない。
「……ぉはよ。」
これで問題ないはずだ。よしこんな感じでいいだろ。
「あれっおかしいな?
ここでなんかリアクションが来そうだったのに!
らしくないよ!?」
そうさ!俺は新たな俺になるんだ。こんなところでつまづいてなんかいられない。
「……もともとだ…。」
そう後は、これを継続する『メェ~メェ~メェ~』だけだ。
「おい!なんか羊の鳴き声が聞こえだぞ!!誰だよ学校に羊をつれてきてるのは!?」
あーあ、やっちまった。つい大声をだしてしまった。そもそも羊なんかつれてくんのあいつしかいねぇよ。
「静雄くんやっぱりそんなキャラなんだね!」
目を輝かせながら雪子が話しかけてきた。やっぱりそうなるわな。
どっかの鈍感主人公みたいな聞こえてませんでした的なのは起こらんか…
「誰だっぺ?いちいちうるさいのは?
学校だからといって迷える子羊さつれてきてダメな理由になんないだっぺよ。」
「学校だからだよ!学校は勉強するところで、そんな動物の鳴き声が聞こえてる中、集中できるか!!」
そして、静まる周囲一帯。
そして訪れる周りからの冷たい視線。
だから嫌なんだよ。俺はただ言いたいことがついでてしまうだけなのに。
「まぁまぁ、少しぐらい多めにみてあげなよ。勉強だけが学校のすでてじゃないよ?
誰かを救うことを学んだっていいんじゃないかな?ねぇ静雄くん?」
「あぁ、その通りだ。でも、ついツッコミをいれなければと思ってな、決して羊が嫌いなわけではないんだ。そこんとこは別にどうでもいい。」
全部が本心というわけではないんだがな。まぁ半分くらいそうだ。
困ってるものを助けるのはいいことだが、
しかし、ルールや規則は守るべきものでもある。
例えば、戦争なんかで壊滅しそうな部隊に助けにいったところで自分まで犠牲になるほうが高い。
そうすれば自分が行うべきだった役割ができず、より大きな被害をもたらす。
とりあえず、この場に、あの渡部なんちゃらがいなくてよかったー。
あいつがいたら今頃かなり笑われてるからな。まぁ別に笑われることよりも、あの笑い方が嫌なだけなんだがな。
そんな、いざこざがあったがとりあえず教室へとたどり着いた。
すると、そこには異様な光景がただよっていた。
「ハィ、ハニー!!
ミーのガールフレンドにならないかい?」
あのナルシだ。昨日やりも、更にうざさに磨きがかかっている。
クラス中の女子のほとんどは作り笑いのまま目から光を失っている。
そんな状況なので目の光を失っていないやつは目立ってくる。
特に、あいつだ!
渡部なんちゃら。
めっちゃ笑いをこらえてる。
こういう人の不幸が好きなんだろうな?
だが、最上は自分の状況を理解してないぞ。
渡部なんちゃら、お前が最上いってやれよ。
お前は不幸なやつだって。
正直最上は、見てるだけでこっちまでいたくなってくる。
そんな感じで2度目の登校は終わった。