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日常
『ね、蒼雅』
薄暗い部屋で俺は話しかける。
蒼雅というのは俺の幼馴染で広報部。
『なんだよ?俺、忙しいんだけど』
蒼雅の言う忙しいとは新聞作りのための情報集めだ。
能力は情報サーチ。。。だったか
一度触れた相手の情報がわかるって言う能力だ。
『あのさぁー、新入部員歓迎しない?』
あ、今めんどくせぇって思ったでしょ。。。
この広報部は部員は俺と蒼雅の2人
要するに廃部寸前ってとこ
まぁ、俺はこの学園で立場は上の方だから大丈夫なんだけどね
『いいけどよ。。。同学年から選ぶのが条件な』
ふむふむ。。、同学年か
確かに他学年だと継続無理だしね
俺がいるから成り立ってるわけだし
『いいよ。候補は1人、いるんだ』
そう言って俺は微笑む。
その子は、蒼雅以外での始めての友達でみはやって言うんだ。
とっても素直で優しい子なんだ。
『俺と同じクラスの叶 みはやって子なんだけど、どうかな?』
そう言うと蒼雅は微笑んで頷いてくれた。