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殺し屋としての革命  作者: 羽野 菖蒲


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7.爆砕作戦②

 新が見えなくなってから、異能力を使った。新は少し立ち止まってから、指を鳴らすような仕草をする。すると、一瞬で服だけではなく、顔や髪色まで全く別人に変わってしまった。新は自分のことを異能力者ではないと言っていた。あれは嘘だったのだろうか?それとも異能力ではなくマジックのようなものなのだろうか?どちらでも構わないがすごい能力だと思う。新は私に分かりやすいようにその場で軽く飛び跳ねた。その後はそのまま会社の中に入って行ったので、見失わないようにしっかりと追う。会社の中は普通の一般的な会社とは明らかに異なっていた。そこら中に全身黒色のスーツの護衛が歩いていたり、ドアの前に立っていたりしている。会社に入ってすぐには駅のホームのようなゲートの入口があり、そこにも護衛が沢山立っている。新はスーツの胸ポケットからカードを取り出し、まるで普段から同じことを繰り返しているかのようにゲートを通った。私は新からあらかじめ渡されていたマイクに向かって指示を出す。まずは会社の電気の元となっている電源室に新を誘導する。電気がなければ会社は機能しないし、機械が多いことによって消化しずらい。行く場所や順番は仕事用携帯のメールに送られているため、それ通りに指示を出していく。

「そこ、左に曲がって階段の下が電源室」

 新の変装は完璧だった。誰にも怪しまれずに電源室まで辿り着く。新が爆弾の装着を行っている間、私はドアの前を見張りながら待っていた。すると、電源室のドアの近くまで誰かが来た。見た感じ護衛ではなく、会社の社員のようだ。

「誰か来る」

 私が伝えても新は動く様子がない。私に新の声は聞こえないので今の状況が分からない。電源室のドアが開いて、社員が入ってくる。その瞬間、新の姿がパッと消えるように見えなくなった。爆弾もしっかり隠されていて、今までそこに誰かがいた痕跡は完全に消されていた。むしろ、最初から新は何処にも痕跡を残さないように行動していた。本当に新に異能力が無いのか後でしっかり確認しよう。異能力無しでこんな事が出来るなんて正直考えられない。しばらくして電源室から人がいなくなった時、何事も無かったかのように新が姿を現した。今まで何処かに隠れていたのか、消えていたのか、見えているはずなのに分からなかった。それからは順調に進んでいったが、社長室に近づくほど警備が厳重になっていく。社長室の場所は意外とありきたりな場所にあってビルの最上階だ。社長室があるフロアの階段の前にも護衛が立っていて、護衛と新が何か揉めているようだ。

 その時、私のいる場所に誰かが来る気配がした。一旦、空間把握をやめて自分の方に集中する。薄暗い路地の方から足音が聞こえてくる。だんだん近ずいて来る人影によく目を凝らして見てみると、会社の中にいた護衛と同じ服を着た人だった。中だけではなく、外も巡回して回っているようだ。護衛が私に気づいた。

「そこにいるのは誰だ!」

 迷わず拳銃を向けてくる。新の指示無しに勝手に殺すことは出来ないので取り敢えず逃げる。

「おい!逃げるな止まれ。止まらないと殺すぞ!」

 まるで今にも人質か何かをとりそうな王道の台詞を言ってくる。しかも、意外に足が速く逃げている私についてくる。バンッ!相手が拳銃を撃った。ただの脅しでは無かったらしい。私は咄嗟に大太刀を出して拳銃の弾を弾いた。本当は頭痛がするようになるから、現実と空間を同時に見たくないのだが今回は仕方がない。片目を手で塞いで新の様子を見てみると、刀を抜いても良いという合図を出していた。

「邪魔しないで」

 すかさず刀を抜いて、護衛を殺しにかかる。弾は刀で切りながら相手に近ずく。焦って連射をしてくるが、照準が合わせられておらず避けなくても当たらない。足で地面を強く踏み込み、一気に距離を縮めたあと首から腰にかけて切り裂いた。大太刀を使うことはあまり無いし、急いでいたため返り血が頬についてしまった。少し不快だったが指で軽く擦ってすぐ切り替える。刀を抜いても良い合図は作戦変更ですぐにテレポートして来いという意味でもあるので、新のもとににテレポートで向かった。

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