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殺し屋としての革命  作者: 羽野 菖蒲


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4.クラスメイト

4.クラスメイト

 ピロンッ

仕事用スマホの通知の音で目が覚めた。もう朝か。スマホを確認する。優弥からだ。「新しい依頼だ」という短いメッセージとともに依頼内容が書かれている。ターゲットは「向畑一(むかいばたはじめ)。16歳。私立美鴨(みがも)第二高等学校1年2組」美鴨第二高校1年2組?私と同じ学校で同じ学年で同じクラスだ。つまりクラスメイトになる。 でも仕事は仕事だ。仕方がない。方法は後から考えるとしてとりあえず学校に向かわなければ。


「おはよー!紗月!」

 学校についてすぐ紡希が飛びついてきた。

「おはよ」

 私も挨拶を返して自分の机に向かう。椅子に座ってからいつも通り木にいる鳥を見る。

「もう、またあの鳥見てぇ」

 紡希の頬がハムスターやリスのように膨れているが、紗月は気にせずに鳥を見ている。すると紗月が急に鳥から目を逸らしてグラウンドの方を見た。そのことに紡希ら気づいておらず、まだ可愛らしく怒っている。さすがに紗月も気づいているだろうから、気づかないふりをしているのかもしれない。紗月の目線にはターゲットの向畑一がいる。

「なんであいつが?」

 かなり小さい声だったと思うが紡希は反応した。

「え?なんて?」

「いや、なんでもない」

 どうしようか。放課後は懇談もあるし、正直かなりやりづらい。


 放課後、教室に母親がやってきた。一は部活の陸上があるらしくまだ学校にいる。母親と先生が話しているのを遠い耳で聴きながら空間把握で一のことを追いかける。

「紗月さん。将来はどうしますか?大学進学とか就職とか」

 やっぱりこの話にはなるか。

「すみません、先生。まだはっきり決まってないみたいで」

「そうですか。まだ時間はありますからゆっくり家庭で話し合いながら考えればいいと思いますよ」

 私の代わりに母親が答えてくれた。何も話さなくていいのはありがたい。部活が終わるまで一に手は出せないのだろうか?

 懇談が終わり、用事があると言って母親と瑞月を先に家に返した。部活はまだ終わらないようだ。ターゲットの部活が終わるまで何をしようか。することもないので学校をぶらぶらしてみるがそんなに時間も潰せない。もちろん家から学校までテレポートすることも出来るんだが、家には母親がいるのでリスクが高い。そんな事を考えている間に部活が終わったようで、水を飲んだり、帰り支度をしたりしていた。この後はターゲットが1人になるまで待つしかない。テレボートをするところを見られないようにトイレの個室に向かう。先に服だけ着替えておいてターゲットの動きを見ていると、狭い路地に入っていった。今なら殺せそうだが何処に行くのか少し気になる。誰かと話しているな。私の知らない人だ。同業者か。一は仲介人をやっているみたいだ。もういいか。私は一の近くにテレポートをした。羽織の隠しポケットから包丁を取り出す。正面から私のことを不審に思っている顔で歩いてくる。すれ違う時に私は一の心臓がある位置に包丁をさした。

「は……?なん……で……」

 任務完了だ。私はテレポートで先程のトイレに戻り制服に着替える。今回の報酬はなかなかいいな。とか考えながら私は家に帰った。明日が楽しみだ。

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