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第二十三話 ひきつるダイノ


「 PTに関する良い面ばかりをご紹介しましたが実はですね、マイナスの面もあるのです……」

「マイナスですか?」


 そんな今さら。それを言うのは親切でございすか。

 そう考えたけど、どうやら注意しておきたい話にはいるようだ。


「とても高レベルな戦士と「駆け出し」の回復系が組んでも回復力のレベルが低すぎると回復が追いつかなくて、戦士は呆れてしまいます」


 おっしゃる状況は僕でも理解できる。


「なんと戦士が呆れて? 戦闘を中断しますか? 戦闘中ですよね、それ」


 でも「そうなのよ……」と同調するように話を続ける受付嬢。


「戦士は体力を担保に大技を繰り出すことが常ですので、それで信頼をなくすこともあります。他者からの信頼が下がりすぎるとフレンド契約やPTを組むことが困難になる可能性まであります。


 たかがPT、たかがフレンド契約などと甘く見てはなりませんよ坊や」


 戦士の戦意が失せるほど? 信頼が下がるのか。

 そのあと、なんつった?

 くやしくて顔が引きつってくるわ。


「いやいや、たかが一時のPTじゃないっすか。

 フレンドなんか持った歴史がありませんし、そ、そ、そのフレンド契約が何だというのです?」


 信頼関係よりも、今なんつった?


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