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[4]運命の転機Ⅰ

ここはどこだ?

気づけば見知らぬ場所にたっていた。

辺り一面、草原が広がっており近くにはとても大きい1本の木があった

『勝手に呼び出してごめんなさい。あなたにしか出来ないことがあるから呼び出したの』

「ここはどこだ?」

『ここは狭間、【世界の狭間】。神々が創り出した世界と世界を繋ぐ道の外。ほかに質問は?』

「今会話しているのは誰だ」

『うーん、これは伝えてもいいのかな?まあいっか。空間を司る世界樹の精霊 イザ。ほかには?』

「俺は死んだのか?」

『それは、―――――。』

「?」

なんだ?急に雑音というか消されたような音になった。言ったい何が.....

『あらら、時間―れ。異――に行っ―、白――穹を連―――樹の―――向―――――。』

「ちょ待っ....」

地面が崩壊して俺は真っ逆さまに落下していく

だが、それより気になることがあった


「俺の生死はどうなった――――――!!!!」


▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃

<二階堂視点>


負けた。私1人では倒せず、足でまといにしかならなかった。


秘書によると白銀の騎士と狐白が最後の激闘の末に狐白が勝った。ただその直後に狐白は消滅したことを聞いて私は看護師さんの静止を振り切りすぐに迷宮(ダンジョン)に戻った。


魔物が邪魔をしようとする

ああ、邪魔だ。邪魔邪魔


心を落ち着かせようとするが溢れていく


邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔


気づけば白銀の騎士との戦闘をした場所まで戻ってきていた

そこには大志が狐白として活動するための仮面がポツリと、ここにはもう狐白はもう存在しないと見せつけるかのように残されていた


私のせいで狐白は、大志は死んだ。足でまといにさえならなければ.......

仮面を回収して地上に戻ると秘書が何か言っているが頭に入ってこない.....



「――!―長!会長!」

「・・・」

「今1番の問題が狐白様の捜索もそうですが、狐白様のご家族への説明が難題です。なにせ、狐白様はご家族へ正体を隠しております。(ゆえ)に狐白様との約束を破ることになります」

「・・・・それでも話す。それが私の1つ目の償い」

「会長、そんなに思い詰めなくても.....」

「私のせいで狐白は死んだ!!

私さえ、私さ、、え、、、、、うぅ」

「会長すみません。《安らかな睡眠》」

「うぅ、、――――すぅ、、、、すぅ、、、、、」


▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃

<狐白視点>

目を開けるとそこにはあら不思議、見える範囲は草原で、建造物なし。しかもただいま落下中


「あ、やば。《身体強化(エンハンス)》最大」

魔力をできる限り身体強化(エンハンス)につぎ込んだ

そして思いっきり地面に激突した


「痛ってぇ。にしてもここどこだ?」

周りを見渡すと村っぽいのが見えた

「とりあえずあの村らしきところに行ってみるか」

にしても村、、、、、、村!?

しかも煙が上がって、、、、あれ?

ま、まさかな…

「《隠密》《加速》」

近づいてみるとはっきりと煙が、しかも魔物と同じ魔力がいくつもある。


「うわぁぁぁぁぁぁん」

「腕がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「ままどこーーーー!!」

それはもう酷い惨状だった。ほとんど壊滅、生き残りも子供や、四肢のどこかを無くしている。

すぐさま隠密を解き、少しの魔力を放出した


魔物は弱い魔力に釣られてくる。特に自分よりも格下の魔力なら尚更よってくる。

「数は10〜15匹、狼系統の魔物。リーダー格一匹。行けるな」

白銀の騎士との戦闘後だとなんか物足りなく感じるけどまあいいか


「・・・・・・」

戦闘は終わった。ただ少し強くなった気がする。

戦闘中にたまに少しずつ強くなったというかそんな感じがした

「一体俺の体はどうなったんだ.....」

ふと空を見ると何か大きなものが飛んでくる

「まじか。ははは.......」

もう笑うしか無かった。飛んできたものは白いドラゴンだった。しかも圧倒的に強い


「《超広範囲大治癒ハイフィールドハイヒール》《飛剣》」

ドラゴンの上から声がしたけどもしかしてドラゴンの背中に乗ってる?

と思うのもつかの間、人影が降りてきた

「君が魔狼牙(ウルフファング)を倒してくれたから被害が少なくてすんだ。ありがとう」

「いや、別に倒したいから倒しただけだし、、、ってその服、、、」

「ん?これはスクラブ代わりの白衣だけど。まあ、名前言っても分からないか.......」

「ドクターコート。てか、スクラブより白衣の方が似合ってると思うけど」

「え?」

「え?」

「銀河の名前!」

「天の川銀河。太陽の中で温度が低いところの名前は?」

「黒点」

「「あんた日本人か!」だな!」

「初めまして、俺は水野大志」

「初めまして、僕はイオ。冒険者ギルド所属、S級パーティ《白き蒼穹》のリーダーでもある。よろしく」

「よろしく、、、、、ん?」

白で始まって穹で終わる。もしかして出会えた?


「地球への帰り方ってわかったりする?」

「帰り方、、、、、世界樹の精霊なら何か知っているかも」

「・・・・・・・」

「どうかしたの?」

「俺、その精霊に連れ去られたんだけど......」

「えぇ..........ってなんだ?ハク!」

『イオ、魔神の復活前の魔力波なのだ。クリスやペリナリアがいるから少しは持つけどそう長くは続かなそうなのだ』

「わかった。問題が起きたからここで「連れて行ってくれ」ダメだ」


すぐに拒否されるが想定外のことを言われた

「水野、1回だけステータスオープンって言ってみて。もしそれでなんか出てきたらいいよ」

「ステータスオープン」

・・・・・ま、なんも出るわけ...

[告。条件達成。ステータスを開示、変化が可能になりました]


❄︎••┈┈┈┈••❄︎••┈┈┈┈••❄︎

【名前】水野大志(18)

【レベル】3

【種族】人間

【生命力】5900/5900

【魔力核】5680/7000

【スキル】《魔剣召喚》《エヴォリューション》《エヴォルヴ》《天王の瞳》《七大罪》《■■■■》

【固有スキル】なし

【魔法】原初級

【称号】《救世主となる者》+他1

【加護】世界樹【空】の精霊の加護

❄︎••┈┈┈┈••❄︎••┈┈┈┈••❄︎


な、なるほど?

「その様子だと出ちゃったかー」

「あの、これなに?異世界モノの小説とかのステータスボードと似てるんですけど」

「簡単に言うとプレイヤーになったから世界のプログラム管理者が与える力」

「なるほど。つまりレベリングして強くなれるようになったと」

「その通り。とりあえず乗って」


こうして白いドラゴンの上に乗って巨大な魔力の発生地点へと向かう

この偶然と偶然が重なり邂逅したこの出来事を人はターニングポイントと呼ぶのだろう........

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