セルサイト・キャッツアイ
4.74ct
モロッコ産
Cerussite
セルサイト
和名:白鉛鉱
硬度:3.0~3.5
分類:炭酸塩鉱物/アラゴナイトグループ
晶系/産状:斜方晶系/板状、卓状、柱状、双晶、塊状、疑六角形、稀に繊維状
化学組成:PbCO3
劈開:1方向に明瞭
比重:6.53~6.57
屈折率:1.803~2.079
副屈折率:0.274(2重屈折性あり)
分散度:0.040~0.055
蛍光:あり 長波:なし~黄~橙色、短波:淡い青~淡い緑
条痕:白
主な色:無色、白、灰色、青、緑、茶色、極めて稀に赤
多色性:微弱
登録年:1845年
発見地:Vicenza Province, Veneto, Italy
※説明文はレアストーン図鑑掲載内容と重複します
キャッツアイとしての本鉱は繊維状の物が少ない上に
分散の高さゆえにファセットにされることが多く、
あまりカボションにされないのでそうお目にかかれることはなく、
かなりレアな1石と言える。
高い屈折もあるため方向によって写真のように
シャトヤンシー自体が少し2重に見えるような角度もある。
また非常に高い比重の為に4ctを超えるこの個体でも
他のルースの1ct前後程度の大きさしかなく
実物を見ても4ct?となるほどに不可思議な印象を持つ
名の由来はラテン語の白鉛を意味する「cerussa」から命名された。
その名の通り大抵は無色から白色の物が多く、
鉛鉱床の酸化帯で2次鉱物として産出し、
世界各地で産出している。
非常に高い屈折率と分散度を持ち、
ダイヤモンド光沢もあるために無色のカットルースは
ダイヤモンドそのものよりも輝き、
魅了する魅力を持ってはいる物の、
硬度の低さももちろんだが
劈開性が強くカットする際に
針状に崩壊する性質があるため
研磨盤に突き刺さり盤1枚がダメになる可能性があり
カット難易度が非常に高く滅多にカットされることはない。
また他の鉛鉱物のところでも触れたように
比重が非常に重い為に
ct数の割に大きさが全然でないのも
ルースにされない要因の一つ。
産地そのものは非常に多いが
ルースになるような高品質の物は
ナミビア・ツメブ鉱山産が有名ではあったが、
最近はモロッコ産やイラン産なども稀に見かけるようになっている。
鉱物としては他の鉛鉱物と同じく非常に多くの産地で見られ、
余りにも多い為に省きますが
日本国内でも多く確認されています。
国内であれば
秋田、青森、福岡、福島、岐阜、北海道、兵庫、
石川、宮城、宮崎、新潟、岡山、沖縄、埼玉、
島根、静岡、富山、山口など
国内でもかなりの県で産出報告があります。
久しぶりの新石種でのキャッツアイ・・・




