レインボーガーネット・キャッツアイ
3.20ct
メキシコ・ソノラ産
硬度:6.5-7.5
分類:珪酸塩鉱物(ネソ珪酸塩)
化学組成:Ca3(Fe、Al)2(SiO4)3
メキシコ産のレインボーガーネットは
アンドラダイトとグロッシュラーが
混在したガーネットであることが判明しています。
結晶内部には、
アンドラダイトに近い(鉄が多い)層と
グロッシュラーに近い(アルミニウムが多い)層が
相互に積み重なっており、
その積み重ねの繰り返しの周期幅が1ミクロンよりも短く、
かつ、その周期幅が一定の部分で、
光の干渉現象が発生し七色の閃光が出現。
メキシコ・ソノラ産以外では
アメリカ・ニューメキシコ州産や
奈良県天川村産のレインボーが有名ですが、
それぞれ成分が違っており、
見た目の違いも多くあります。
奈良県産であれば
レインボーガーネット・キャッツアイ
0.73ct
奈良県天川村行者還岳産
こちらのような感じで地色がかなり濃い茶色になる事が多く
虹色具合もソノラ産とは雰囲気が違います。
またレインボーガーネット全体に言えることですが
虹色が出る層しだいなので一概には言えませんが
表面に薄く存在し磨くと消えることも多く、
その為にしっかりとファセットカットを施した物や
ちゃんと綺麗に〇ラウンドやオーバルなど
形を整えずに原石の形を活かしているものや
通常のルースに関しても
チェッカーボードにされることが多いです