クンツァイト・キャッツアイ
4.30ct
ブラジル産
SPODUMENE(KUNZINE)
スポジュメン(クンツァイト)
和名:リチア輝石または黝輝石
硬度:6.5~7.0
分類:珪酸塩鉱物(イノ珪酸塩)
晶系/産状:単斜晶系/柱状、平坦状、塊状など
化学組成:LiAlSi2O6
劈開:1方向に完全
比重:3.0~3.2
屈折率:1.653~1.682
副屈折率:0.014~0.027
分散度:0.017
蛍光:長波・ピンク色~オレンジ、短波・同弱
条痕:白色
主な色:無色、灰色、黄色、ピンク、紫、淡緑、緑など
多色性:強い3色性(無色:ピンク色:紫)
クンツァイトというのはスポジュメンのピンク色の物を指し、
緑ではヒデナイト、黄緑の物はトリフェーンと
色によって名前が変わる。
スポジュメンはリチウムに富み、
リチウムの主要資源鉱物でもあり
金属リチウムは電池やアルミニウムなど他の金属の
硬さを上げる為にも使用されていて
非常に需要の高い物の一つ。
そんな工業用途も高いスポジュメンではあるが
綺麗なピンクのクンツァイト、緑の綺麗なヒデナイトは
コレクター向けにカットがされることもある。
硬度も7あり色も綺麗ではあるが
一般向けに知られていないのにはわけがあり、
劈開が強く割れやすいこと、
そして最大の欠点として
太陽光に長時間さらされると退色する可能性が高いことが
宝飾用として普及しない理由である。
スポジュメンはキャビティや液体インクルージョン、
チューブインクルージョンのあるものも多く、
キャッツアイになるものも多いが
透明感のあるファセットの物が好まれるためか
あまりスポジュメンのキャッツアイを見ることはない。
クンツァイトの発見は
1902年にアメリカ・カリフォルニア州・パラ地区で発見され、
最初にこの鉱物を記載したアメリカの鉱物学者クンツ博士の名をとって
クンツァイトとされた経緯がある。
なおスポジュメンの発見自体は1877年の事で、
ヒデナイトと同一鉱物と判明したのは
1879年ことである。




