サティンスパー(ジプサム)・キャッツアイ
サティンスパー・キャッツアイ
(ジプサム(石膏)の一種)
10.58ct
メキシコ・ハリスコ産
GYUSPM
ジプサム
和名:石膏
硬度:2.0
分類:硫酸塩鉱物(含水硫酸塩)
晶系/産状:単斜晶系/卓状、柱状、針状、葉片状、繊維状、塊状
化学組成:CaSO4・2H2O
劈開:1方向に完全、2方向に明瞭
比重:2.30~2.33
屈折率:1.520~1.530
複屈折率:0.010
分散度:0.033
蛍光:長波・帯褐白色または帯緑白色、短波・同弱
条痕:白
主な色:無色、白、淡褐色、黄、ピンク、灰色など
多色性:なし
和名で石膏とだけ言われるが
多様な形態がありそれぞれに名前がある。
写真のキャッツアイになるような
繊維状集合体にはサティンスパー(Satin Spar)
和名を繻子石膏と呼び、
他にも
透明結晶にはセレナイト(透石膏)、
細粒塊状の物にはアラバスター(雪花石膏)
薔薇の花弁状になったものはデザートローズ(セレナイトローズ)は
砂漠で見つかることも多く砂漠の薔薇と呼ばれる。
ジプサムで有名なものとして
メキシコの鉱山で見つかった
セレナイトの巨大結晶群で
長さ2m以上ある結晶があちこちにあり
最大の物で12mの物(推定55t)が見つかっている。
この結晶群は鉱山の新たなトンネル採掘中に偶然に発見されたもので、
発見年は2000年と比較的最近。
約58度の一定した水にずっと沈んでいて
発見時にポンプで水を抜いた後に発見された。
水を抜いた後も湿度90%以上、温度45度と非常に過酷な環境で
一般人の立ち入りは不可能で研究目的のみの公開で
なおかつ特殊な装備着用でも長時間の滞在は不可能。
そんな結晶群も万年単位で一定した水で満たされていたために
ここまで大きく成長・維持されていたが
水が抜かれたために崩壊の危険性が高まり
2009年に全面侵入禁止となり
現在は誰も入ることができずどうなっているのか分からない。
次回更新は明日15時予定となります




