ルチル・キャッツアイ
ルチル・キャッツアイ
0.464ct
スリランカ産
Rutile
ルチル
和名:金紅石
硬度:6.0~6.5
分類:酸化鉱物/チタン酸化物
晶系:正方晶系/柱状、接触双晶、塊状、針状
化学組成:TiO2
劈開:1方向に明瞭
比重:4.23
屈折率:2.616~2.903
副屈折率:0.287
分散度:0.280
蛍光:長波・短波共になし
条痕:淡褐色~帯黄色
主な色:黒、暗赤色、帯褐赤色
多色性:あり暗赤色:褐赤色
アナテース(鋭錘石)、ブルッカイト(板チタン石)とは
同質異像の関係にあり、チタン酸化物の1形態。
ルチル単体でも結晶は存在しているが
水晶の中に閉じ込められたルチレイテッドのほうが有名で、
水晶内で細い針状に入ったりしていると
金色に見えることもある。
単体の結晶の場合は濃すぎる赤で黒く見えてしまい、
類まれな屈折率を誇ってはいるが、
ファセットを刻んでも金属光沢が強すぎて
キラキラとすることはあまりない。
ルースの世界では天然のルチル結晶よりも、
合成ルチル(チタナイト)の方が有名で
チタナイトは凄まじいギラギラで
ダイヤモンドの模造石とはなりえず、
少量の生産で終わってしまった合成石の一つ。
写真のキャッツアイはかなり暗い赤に強めのペンライトを使用すると
赤いシャトヤンシーが確認できるキャッツアイであるが、
キャッツアイ石全体で見ても
シャトヤンシーが白以外の色で出ることは非常に稀ではあるが
ルチルキャッツアイはほぼ赤いシャトヤンシーになるという稀有な存在。
またルチルは微細な結晶が他の鉱物のインクルージョンとして入ることも多く、
ローズクォーツやサファイア、ルビーなどのアステリズム(スター効果)も
このルチルが影響して出ている。




