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スフェーン・キャッツアイ

挿絵(By みてみん)

スフェーン・キャッツアイ

7.00ct

マダガスカル産


SPHENE(TITANITE)

スフェーン

(チタナイトとも言う)

和名:楔石

硬度:5.0~5.5

分類:珪酸塩鉱物(ネソ珪酸塩)/カルシウムとチタン珪酸塩

晶系/産状:単斜晶系/くさび型、柱状、扁平状(へんぺいじょう)、塊状

化学組成:CaTiSiO5

劈開:不完全(1方向に明瞭と書く場合あり)

比重:3.45~3.55

屈折率:1.843~2.110

副屈折率:0.100~0.192

分散度:0.051

蛍光:長波・短波ともになし

条痕:白

主な色:黄、緑、灰色、褐色、黒、青、赤など

多色性:三色性(強)淡黄色:帯褐色:橙褐色


ダイアモンドより強い分散度を示す数少ない鉱物の一つ。

強いファイアと光沢の為ほとんどがファセットを施される為

基本的にカボッションにはされず

必然キャッツアイもめったに見つかるものではない。


複屈折性も強いためダブリングも相まって

裏側の面が2重になって上面に浮かび上がり

それがさらに輝きを強めていて

非常に綺麗な宝石となるが、

硬度が低く柔らかい為にアクセサリーに用いられることは

滅多になく、主に観賞用やコレクション用。


組成的にはカルシウムとチタンではあるが

相当量の鉄と微量の放射性元素(ウラン、トリウムなど)を

含むことがあるが、ジルコン同様人体に影響のある量ではない。


スフェーンと言えば黄色~オレンジ色の印象が強いが

上のデータにも書いたように多彩な色があり、

その原因は鉄・トリウム・ウラン以外にも

多くの元素が結晶格子の一部を置き換えて入り込むためで

一番有名なもので言うとクロムが入り込んだ

深い緑の物でクロム・スフェーンとして目にするでしょう。


オーストラリア、イタリア、ノルウェー、マダガスカル、

スイス、カナダ、メキシコ、アメリカなど

世界各国で産出しており

日本でも岩手県上乙茂や福島県王子平、

岐阜県神岡鉱山などが有名。

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