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アクアマリン・キャッツアイ

挿絵(By みてみん)

アクアマリン・キャッツアイ

4.25ct

ブラジル産


AQUAMARINE

アクアマリン

和名:緑柱石

硬度:7.5~8.0

分類:珪酸塩鉱物/アルミニウムとベリリウムの珪酸塩

晶系/産状:六方(三方)晶系/六角長柱状

化学組成:Be3Al2Si6O18

劈開:なし(不明瞭)

比重:2.72

屈折率:1.577~1.583

副屈折率:0.006

分散度:0.014

蛍光:なし

条痕:白

主な色:青、水色、ほぼ無色、青緑

多色性:弱~中


ベリルグループの中の青いものをアクアマリンと呼ぶ

同じ仲間のエメラルドの緑の起源はクロムとバナジウムですが、


このアクアマリンの青色の起源は鉄分に因るものです

このアクアマリンは上のデータでも書いたように二色性があり、

見る角度によって無色に見えたり、青く見えたりします。


青いベリルだから「ブルー・ベリル」と呼ばずに「アクアマリン」と呼んだのは、

海の水の色に近かったためでした。

過去形にしたのは今現在世界中で採れるこのアクアマリンに

目の覚めるようなマリン・ブルーを放つアクアマリンがほとんどでないからです


ブラジル・エスピリト・サント州のアクアマリンや、

有名なブラジル・ミナスジェライス州サンタマリア・デ・イタビラ鉱山産の

「サンタマリア・アクアマリン」のものは、

まさに海の色の青を呈するアクアマリンでしたが

1940年ごろに枯渇してしまい今では幻の宝石と呼ばれるまでになってしまってます

サンタマリア鉱山は現在閉鎖されており、

最上級の色の等級として「サンタマリア」の名が残るのみで、今現在は採れません。

過去採れたものを探すかサンタマリアを冠する別産地のものを探すしかないでしょう


今現在採れるアクマリンは各国とも総じて緑がかった青色です

そしてこの「アクアマリン」にふさわしくない緑色を除去するために

加熱処理によるエンハンスが行われているものが通常で、

「ナチュラル」の表記がなければなんらかの人的処理が施してあるものと思っていいでしょう

しかしごく希にタジキスタンやブラジルなどで

非加熱でも美しい青色のアクアマリンが産出されているようです


このアクアマリンは大きな結晶が見つかることも稀ではなく、

ジェムクラスの結晶の最大のものは

1910年に発見されたブラジル・ミナスジェライス州のマラバヤで

110.5kgにもなる結晶が見つかっている(長さ48.5cm、直径42cm)

ジェムクラスではないものであれば数トンにも及ぶものが見つかったこともあるそうです


このアクアマリンは高価なだけにイミテショーンも多く、

ガラスや人造スピネル、

ブルートパーズなどは外見上そっくりなので

これらをアクアマリンと称して売られていることもあるので注意が必要でもあります

ただし合成宝石のアクアマリンはありません

製造は可能なのだそうですが、

採算があわないらしく作られないようです

もし市場で「合成アクアマリン」として売られているものがあった場合、

それはアクアマリン色の合成スピネルなんだそうです


現在の鑑別技術ではアクアマリンの加熱による改変と

天然未処理の違いを識別することが不可能で、

鑑別書には「通常加熱による色の改変がされる」という表記が書かれる。

これはアクアマリンのような薄い青色の改変温度が、

比較的低温なため、内部インクルージョンに大きな差がでず、

未処理との差が大きく出ないため。

ただこういう単純な加熱などの処理に関しては

自然界でも起こりえる過程であり

人為的にそれを行っただけとも言えるので

天然未処理じゃないといやだと言うのでなければ

それほど敬遠する必要はないとは思います。

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