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私の恋敵?

祐介が教室に付くとすでに多くの生徒が登校していた。

生徒の中では紗百合と美花が2人で何かを離していた。

祐介が教室に入るとこちらに気が付き紗百合と話していた美花が立ち上がりこちらに近づいてきた。

祐介は紗百合と話していた美花が近づいてきて紗百合が昨日のことを話したと思い困惑し約束を破られたと思い紗百合に絶望した。

しかし、そんな時間はなく近づいてくる美花を誤魔化すため話し出す。


「や、やぁ、美花。確かに君を初めて見た時から素敵だなと思っていたけど、こんな形で伝えることになるなんて、えっと、その・・・」


祐介は焦りに焦り頭が真っ白になり次に何を言えばいいのかわからなくなった。

祐介の言葉を聞いて美花は顔を赤くし照れていた。

そしてまだ何か喋ろうとする口を美花は手でふさいだ。


「ちょ、ちょっと。こんなところでいきなり何を言い出すのよ。皆が見てるのよ?」


『だって、君は・・・』


「もう、ちょっとこっち来て!」


混乱している祐介を美花が腕を引いて教室の外へと連れだす。

そんな二人の行動は教室では目立って移る。

2人が教室の外へと出ると教室の中がざわめきだした。


「なに、今告白しようとしたの?」

「そういえば入学式の事件の人ってあの2人だよね?」

「くそー、俺たちの美花ちゃんがー!」

「俺たちの女神がー!!」

「早く告白するべきだった!!」


特に男子生徒が悲痛の叫び声をあげた。

2人は教室を抜け出すと誰もいない階段の隅に移動した。


「ねぇ、祐介。いきなりどうしたの?急にあんなこと言って。うれしいけど、さすがにみんなの前じゃあその、てれちゃうよ。」


美花は両手で口元を隠しながら体を少しくねらせながら言う。


「分かってるのに、俺に全部言わせるの?」


『分かってるって何のことなの?」


2人は互いに何がどうなってるのかわからなかった。

祐介は美花が好きだというのがばらされたと思っていたのにまるで何も知らないような様子を美花は見せていた。

美花からしたら突然教室内で褒められ何が何だかわからなかった。

そして、互いにどういうことなのか整理することになる。


「えっと、じゃあ、美花は紗百合とただ世間話をしていただけで俺には挨拶をしに来ただけ?」


『うん、そう。なのに挨拶をしようと思ったらいきなり褒め始めるんだから。そう言えば、私が何かわかってるって言ってたけどあれはどういうことなの?』


「いや、あれは、美花ならえーと、そう、コスプレが似合うほど素敵な子だなって思って。」


『な、何を急に言い出すの!もう話は終わり!早くどっか行ってよ!』


祐介は誤魔化すためにぱっと出たことを口にした。

しかし、その言葉を聞いて美花は恥ずかしさと恥ずかしさで祐介を一人教室に向かわした。

祐介は美花の声を聴いてすぐさま教室へと向かう。

獲物に追われる動物のように。

そして、美花は誰もいないところで一人になり壁に頭をコツンとぶつけた。


「はあ、なんで嘘ついたんだろ。祐介も、私も。」


祐介と美花はその日はこれ以上話すことなく放課後を迎え別々に家に帰る事になった。

美花が一人落ち込んだ様子で一人歩いていると後ろから誰かから話しかけられた。


「美花、どうしたの?」


そう呼び止めたのは冴子だった。


「ううん、なんでもないの。」


そういう美花だったが冴子から見たら心配でしょうがなかった。

冴子は黙って美花の手を掴んで人気がいないところに美花を連れ出した。


「美花、ここなら誰もいないからよかったら話してくれないかな?今の君は見ていてとても苦しそうだ。私でよかったら話を聞くから。」


美花は何か言おうと口を開くが考え直して口を閉じた。

そんな美花を見て冴子は一人話し出した。


「美花を連れ出しといてなんだけどさ、私、祐介に告白しようと思うんだ。」


『え?』

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