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君の好きな人って?

紗百合と別れても同じ教室の為授業と授業の合間の時間になる度にに話しかけてきたが祐介は




「誰にも言わないから、信じてくれ。」




そう言ってきたが紗百合は簡単には信じてはくれなかった。


そして放課後になり祐介は足早に教室を出て学校を離れようとした。


祐介が一番先に教室を出て校門へと向かったが紗百合が祐介を待ち構えていた。




「えっと、もしかして、7つの玉を集めると龍が出てくる話に出てくるキャラが使う瞬間移動の技使った?」




『何言ってんだ、あんた?走ったんだよ。そんなことより、誰にも言ってないんだろうな?』




「だから、言ってないし言わないって。」




祐介は紗百合の前を通り過ぎようとすると紗百合が腕を伸ばして祐介をの行く手を阻んだ。




『はい、分かりましたっていうほどあんたを信じちゃいないんだよ。』




どうすれば返してもらえるのか祐介は考え一つひらめいた。


そして、腕時計もしていないのに腕時計を見るそぶりをした。




「あ、いけないこんな時間だ。早く帰って世界を救わないと。それじゃあ、また明日。」




祐介の言葉を聞いて紗百合は口をぽけ~っと開け唖然としていた。




『いや、だからさっきから何言ってるんだ?」




「今のもわからない?」




祐介が次の作戦を考えて、それを紗百合が待ちそんな2人を見ながら次々と生徒が横を通り過ぎていく。


ひそひそと数人の生徒が校門の前にいる2人を見て




「あの2人付き合ってるのかな?」


「え~、どうなんだろ?そうなんじゃないの?」


「こんなところでお熱いねぇ。」




などと茶化すような声が聞こえた。


そんな声を聴いて祐介は否定しようとするが紗百合の顔は真っ赤に染まっていた。




「べ、別に、まだそんなんじゃないし。」




赤面しながら紗百合は祐介だけに聞こえるような小さな声で言った。


教室ではあんなに堂々としていたのに目の前にいるのは真逆のような姿を見せる紗百合の姿だった。


そんな姿を見て祐介は見惚れ不意に言葉が漏れた。




「か、かわいい。」




その言葉を聞いて紗百合の顔はさらに赤くなり両手で顔を隠してしゃがみこんでしまった。


ハッと祐介は我に返り紗百合を置いて家に向かって走り出した。


紗百合を一人校門の前において。




「あー、もう!!」




校門から数十メートル走ったところで祐介は脚を止めて校門へと戻った。


そして、まだしゃがみこんでいる紗百合の前にしゃがみこみ話しかける。




「大丈夫、立てる?とりあえず場所変えよう?」




そう言って祐介は紗百合の前に手を指し伸ばす。


紗百合も黙って首を縦に振り祐介の手を掴み立ち上がり場所を移動した。


立ち上がっても紗百合は顔を下に向け顔を見られるのを避けていた。


祐介は学校近くのカフェに場所を移した。


カフェに着くころには紗百合もすっかり落ち着きを取り戻していた。




「ごめん、恥ずかしくって。でも、これも全部あんたのせいなんだからね。あんたがあの時あたしのいうこと聞いてればこんな恥ずかしい思いはしなかったのよ!」




「分かった分かったから。ここお店の中だから静かにして。」




紗百合の声を聴いてカフェの中にいた人たちが紗百合の事じっと見つめていた。


見られていることに気が付き席に座る。




「それで、どうしたら俺の言うことを信じてもらえるわけ?言っとくけど君と付き合うのは無理だ。なぜなら、俺にはすでに決めた人がいるからだ。」




『どうせ、同じクラスの美花って子でしょ?』




「いや、違う。美花じゃない。」




紗百合が言ったことは的中していた。


祐介は初めて美花と会った時から美花に惚れていた。


惚れていたからこそ美花に下心がばれない様に気を付けてきた。


そんな祐介だったが見事に当てられて視線を上にそらした


そんな祐介の答えを聞いて紗百合は何か企んだ笑顔を見せた。




「ふ~ん。今視線逸らしたでしょ?」




『いや別に?』




「人って嘘をつく時視線を右上に逸らすことがあるんだって。あんたまさにそれだったよ。このこと美花に行ってもいいのかな~?♪」




『もし、そんなことしたらこっちは君のこと言うからな。』




「やっぱりそうだったんだ。これで、2人の秘密ができたね♪」




祐介は見事に美花が好きなことがばれ悔しがった。


そんな紗百合は祐介の秘密を知りこれで自分の秘密は言われないと安心して口が緩んだ。




「ねぇ、美花のどんなところが好きなの?いつから?どこで会ったの?教えて教えて♪」




紗百合は祐介が美花が好きだと知ると祐介に質問攻めをしてきた。




「なんだよ、いきなり。言うわけがないだろ。第一、君は何かそういう経験したことあるのかよ?」




『ま、まぁ5~6人かな?』




紗百合は嘘をついた。


単に見栄を張るために。




「今君、右上向いてるけど?」




『ゔっ』




「やっぱり嘘なんだ。」




『べ、別にいいだろそんなことは。それよりもさ・・・』




そこからは互いに談笑しあいどんどん打ち解けていった。


時間が過ぎればすぎるほど最初の頃が嘘かのように思えるほどに。


そして、2人がカフェを離れるころにはすっかり友人の中になっていた。


祐介は去り際に




「なあ、立花。」




『ん、何?』




「美花の事誰にも、」




『もちろん誰にも言わないよ、だからこっちのことも誰にも言うなよ♪じゃあな♪』




「また明日。」




祐介と紗百合はカフェの前で二手に分かれ家に帰って行った。


2人がカフェの前からいなくなると店の中から怜美が出てきた。




「ふ~んいいこと聞いちゃった。」




学校でメロンパンをかじりながら2人の話を聞いていたのもカフェで実はこっそり話を聞いていたのも怜美だった。


今回カフェの中から出てきた怜美の手にはレコーダーが握られていた。




「これを明日剣崎様に言えば、剣崎様もあいつから離れるはず。そして、「怜美君のおかげで目が覚めたよ。私と付き合ってくれ。」「ハイ、喜んで。」ってキャー!!私ったらなんて想像をでも、そうなることも夢じゃなでへへ。」



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