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友達の友達は誘拐犯?

祐介は一人家へと向かっていると入学式の日に猫を抱えていた少女のいた道を通った。


だがしかし、そこに少女の姿はなくあるのは少女が座っていた段ボールだけが残されていた。


もちろん猫の姿も無かった。




「そういえばあの子、あの後どうしたんだ?」




祐介は彼女がい当た段ボールに近づき何か残ってないか調べた。


しかし、そこにはただの段ボールがあるだけで何か手掛かりになるようなものは何もなかった。




「何もない、か。」




祐介が段ボールを調べている中その背後に誰かが佇んでいた。


その人は懐からナイフを取り出し祐介の首元にナイフを回した。




「動くな。大声を出すな、抵抗するな、変な動きをしたらお前はここで死ぬ。わかったな?」




祐介は言われるがまま指示に従った。


その声は女の声ということしかわからなかった。


ナイフが首にあるせいで振り向くこともできないでただ前を見ていた。




「あ、あんたはいったい誰なんだよ。」




「場所を変える。とっとと立って歩け。後ろを振り向くなよ。」




ナイフは首から後ろ脇腹に場所を動かされた。


祐介はゆっくり立ち上がり彼女の指示に従って歩き始めた。


2人はどんどん人気がいないところまで歩いていき20分したところで今は使われていない廃工場にたどり着いた。


その間もずっとナイフは当てられたままで未だナイフの持ち主の顔を見ることはできなかった。




「今からナイフをどけるが絶対に動くなよ。」




祐介は静かに頷いた。


彼女はそう言うと祐介からナイフを離し祐介に目隠しをした。


そして、祐介は椅子に座らされ再び、首元にナイフが触れた。




「一体なんでこんなことをするんだよ。」




目隠しをされた祐介だがされたのは目隠しだけで手足を縛ることはなく椅子に縛られることも無かった。




「お前はただ私の質問に答えればいい。それ以外のことをすれば、分かるよな?」




ナイフが祐介の首に強く押しあてられた。


祐介は突然の出来事で脚や体が震えていた。


祐介は頭の中で想像していた。


次に彼女から言われるであろう言葉を。




「お前の家の番号を言え。」


「お前の助けなんか来ない。」


「おとなしくしていないとすぐにお前は死ぬ。」


祐介の頭の中にはいろんな言葉が浮かんだがどれも自分が助かるようなものではなかった。


そしてとうとう彼女の言葉が告げられた。




「お前、剣崎冴子とどういう関係だ。」




聞こえてきたのは予想外の言葉だった。


脅しでも脅迫でもなくまさかの冴子の名前だった。




「今なんて言った?」




祐介は予想外の言葉でもう一度聞きなおした。




「だ、か、ら、剣崎冴子様と貴様はどういう関係かって聞いてるんだよ!」




やはり聞き間違えじゃなかった。


何故犯罪者の口から知人の名前が出るのか。


身代金の要求でもなく冴子との関係を聞いてきたのか。


祐介は一人で黙り考えた。




「おい、聞いてるのか!?早く答えろ!」




ナイフがより一層強く押しあてられたことで祐介は自分の状況を再確認した。




「俺と、冴子さんはただの・・・」




「お、お前!!」




祐介が話している途中で彼女は話を遮った。




「今、さ、冴子さ、サンって言ったのか?冴子様をさん呼びなのか?」




何を言うのかというのかと思えば、変なところで驚いていた。




カラン




彼女が驚いているとどこからか物音が廃工場に響き渡った。




「見てくるから動くなよ?絶対に動くなよ?」




そう言って彼女は祐介から離れ物音がした方向へと向かった。


祐介はぽつんと椅子に放置されている。


そして祐介は手が縛られていないのに大人しく命令に従って椅子に座っていた。


大人しく座っていると突然目隠しが外される。


目隠しが外され目の前に姿を現したのは愛深だった。




「大丈夫ですか、ご主人様?♥」




愛深は椅子に座っている祐介の前の地面に座っている。




「なんで、君がここにいるんだ!早く逃げないと君まで危険だぞ!」




祐介は彼女の元に駆け寄り辺りに誰もいないか見渡し確認した。




「そ、それは、ご主人様に会おうとして、それで♥」




「とりあえず、いったんここから離れよう。いつあいつが戻ってくるか、」




「誰が、戻ってくるって?」




いつの間にか祐介の後ろにあの声の彼女がいる。


先ほどまで祐介にナイフを当てていた彼女の声だ。




「頼む彼女は見逃してくれ!誘拐なら一人でも十分だろ!」




祐介は愛深に強く抱き着きナイフを持った彼女から姿を隠した。




「いい度胸だな。自分よりもそんな女を優先するなんてな。だがしかし、こんなとこを見られたからには見逃す、わけ、に、は・・・・・」




急に何かに驚いたかのような話し方になり祐介は初めてナイフを持った彼女の方を向いた。


すると彼女はこちらを指さしながら顔を赤く染めていた。


何を指さしているのかと思い彼女が指さしている方を見ると指は愛深を指していた。




「な、なんであんたがここにいるのよ。愛深!」




彼女の声に反応し祐介に抱きしめられ歓喜に浸っていた愛深は顔を上げる。




「あ、やぱっり怜美れみちゃんだ!」




愛深は怜美に手を振る。


祐介は何がどうなっているのか訳が分からず何度も2人の顔を見返した。






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