初業務 (２)
軍科部の幹部と軍部の将軍たちの非協力的な態度により会議の時間を多く取られたため、当然のことながら他のことは省略せざるを得なくなった。
私にも初めて接するエンジニアの業務だったけど、今日の初めての業務に関してあえて評価するならば、最悪と言わざるを得なかった。
数時間で再会したエンジニア 彼女は数時間しか経っていないが、かなり暗い表情をしてた。 たった前やられたことに対して、怒りが収まっていないのか、たくさんの書類を前にしてもつんつんとした表情をし、業務はそっちのけでぼんやりと前を見るだけだった。
『お嬢さん?』
『バター』
『はい』
『私は本当にこの仕事にふさわしい人でしょうか。』
『気にしないでください。ただ年寄りたちの生き残るための軋轢に過ぎません。』
『恐ろしかった。人が、 こんなことは想定はしましたけど、それでも想像以上にあまりにも違うようです。』
エンジニアの公式の就任式は向こう1ヵ月。 その間にある以上の幹部の支持を得なければ、今後の活動に大きな支障が出るのは当然のことだろう。
私はエンジニアが落ち着くように紅茶を出し、彼女の緊張した腕を揉んであげる。拳をぎゅっと握りしめた彼女の右手の力が抜けるのを感じながら、私は一言付け加える。
『あなたも生き残らなければなりません。 彼らの威勢に押されてはいけません。』
『でも、私の味方が、全然いないみたいじゃない。』
『私がいるんじゃないですか?』
『あなたも含めて。』
彼女の言葉に私はしばらく呆れた. そして彼女の表情を見る。そのつんつんした表情が、目が。 わたしを見ている。 私は思う。私は彼女の味方なのか。私はシスターに、正確には陛下から彼女の味方になれと命じられただけではないか。それならいいじゃないか。 私は片手で自分の前髪をむやみに撫でながら、彼女が私の目を見ないように、かえって注意しながら言った。
『私はあなたの味方です。』
その言葉にエンジニアはこれ以上言うことがないかのように、視線をそらして静かに日課に戻った。
『バター』
『ミスマーガレット』
『一週間後がお姫様の誕生日なので、王宮では祭りの準備でとても忙しく動いています。 私も気が気でないですね。』
『もう日付がそうなるようですね。 お姫様は今回も顔を出されないんですか。』
『どうも、国王さまは、彼女をこよなく愛しているみたいだから、どうも』
『そうですね』
『ところで、日課はうまくいっていますか。』
『あ…』
『表情を見ると、うまくいかないようですね。』
『それが』
メイド長マーガレットの執務室 日課が終わって帰ってこいというミスの伝言を聞いて私は、エンジニアが眠りについた時間に、この夜中の険しい道を通ってここに向かった。
マーガレットはいつものように優しい表情で私を迎えてくれる。 どうやら日課に関する報告や、苦情などを聞くために呼んだようだ。
私はエンジニアの専属メイドに昇格したけど、まだメイド長の部下でもあるから、彼女は私に関する管理も義務的に履行しなければならないようだった。
メイド長、本当に仕事が多いね。
『彼女に自分の味方ではないと言われました。』
『あら、そうなの』
その言葉に「ほほ」と、おとなしく笑い出すメイド長。 彼女は呼吸を整え、僕を見つめながら言った.
『彼女の肩を持ってくれない人が本当に多いでしょう?』
『はい。本当に彼女は孤立しているように見えました。』
『あなたはそんな彼女を補助しなければなりません。』
『一体彼女はどうして、こんな境遇に耐えながら席にいなければならないんですか?』
『それは、すぐ分かるようになるでしょう。』
『どういうことですか?』
私の話に、ちょっとはばたくメイド長。 彼女はかすかに微笑んだ、魅力的な表情で私を指差す. 私は訳が分からないまま、慌てた様子を見せずにメイド長にもう一度聞いてみる。
『何ですか?』
『その答えは私に聞くべきことではないということです。あなたにとても近くにいますよね?』
『あ…それは』
『人の口を借りて話を聞くなら、その話は半端でしかない。 もちろん他人の評価も重要ですが、まずはご本人の話を聞いて下さい。』
『私にその質問が許されるでしょうか。』
『あなたはそのエンジニアの専属メイドです。』
『しかし』
『威厳を保ってください。 バター。』
