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Kill Stage キル・ステージ  作者: 仁門創司
1章
5/8

5.チュートリアル

構成変更につき話追加。


ストーリーモードの続きからチュートリアルとなり場面が演習場へと切り替わる。

目の前に教官的なゴツイ強化アーマーを着たゴツイオッサンのNPCが登場した。


『よう新入り共。オレは貴様らの指導をする事になったシドだ。

 クソ共をぶちのめす為にオレが貴様らを鍛え上げるぞ。覚悟しとけェッ!』


周りを見渡すと新人らしいNPCキャラクターが何人かいた。

そしてシドから戦争映画で良くありそうな言語が次から次へと飛び出した。



『まずは基本の射撃訓練だ。そこにある銃を持ってみろ!』


シドがそう指示すると、ヘルプアイコンが表示される。


"アサルトライフルを持ってみましょう"


思考操作で右手を動かし銃を持つ。


「銃を持っている気がする!」


VR内の左腕は何も持ってないので軽く動かせるが、

銃を持った右腕は重い物を持った様に簡単に動かせない。


フルダイブではないので実際に重さや感触が伝わるものでは無いが、

思考する事で動くVR内の身体が何かを持っていると言う事を感じられる。


銃をまじまじと見る。銃型コントローラーではない。

リアルの自分の手は動かしてはいない。VR内でそれをやっているのだ。

しかし不慣れなせいかリアルでも手が動いた。


「やばい混乱してきた」


『射撃訓練開始だ。まずは構えろ。そして目標を撃てェッ!』


目標が出て補助アイコンも表示される。

"銃を構える事でサイトが絞られます"

"トリガー引いて撃ちましょう"


銃を持つと攻撃予測サイトが表示されるのだが、

構えるとサイトが縮まり正確な攻撃位置が決まる。

より正確に構えた方がサイトが絞られた。

目標に向かってトリガーを引くババババッ!と弾丸が発射される。


思考操作で初めて銃を扱う所為か、目標に上手く当たらなかった。

そして弾が切れた。



『次はリロードだ。良く覚えろよぉ!!

 まずはマガジンリリースを押してマガジンを抜け!そして抜いたもんはその辺に捨てとけ!』


"銃のマガジンリリースボタンを押すとマガジンが抜けます"


シグトは実際の銃には詳しくないが、

アサルトライフルのヘルプアイコンが出た部分を押してマガジンを抜いた。


『次に左腰に空いた手を回してマガジンを掴め!』


"マガジンを掴みましょう"

"マガジンを取り出す位置はカスタマイズで変更出来ます"


初期スーツの状態では左腰脇に付いていた。

手を伸ばすとアイコンが出てマガジンが掴めた。

左手でマガジンを掴んでアサルトライフルにセットしようとした。

しかし、上手く入らず手こずった。


「あれ、入んない…」


何とかマガジンをセットし、リロードが完了した。

更に撃って射撃訓練が終わると思いきや、次があった。


『次はレーザーガンだ!マガジンじゃないからこっちも覚えろよぉ!』

今持ってる銃はどうするんだと思っていたところ、ヘルプが表示される。


"手持ちの武器は背部に送ると装備解除になります"


今握っている銃を背中の方へ持っていくと消えた。

そしてアイコンでレーザーガンを選択するとどこからともなく持ち替える。


『レーザーガンは照射モードと単発モードがあるぞ!スイッチを切り替えて使え!』

レーザーガンの扱いも覚え、こうして銃火器の訓練も終えた。



『次は接近戦だ!銃撃戦だけが基本と思うなよ!

 こいつが相手だ!おもいっきり好きに動いて見ろッ!』


訓練用NPCである人型ロボットが登場する。


"モーションは好きに動かしましょう"

"大きくて速い動き程、与えるダメージは大きくなります"


「ほほう。自在に動ける分、格闘は自由なのか」


訓練用NPCに対し、殴ったり蹴ったりしてみた。

まだ動きになれない。


"近接武器を使ってみましょう"

"初期状態では太腿横にあるナイフが使えます"

"近接武器を出したりしまう場所はカスタマイズで変更出来ます"


太腿横にアイコンが表示される。

手を伸ばすとナイフが掴めた。

好きに動いたが、思ったように上手く動く事は難しかった。

激しく動くとバランスを崩して転んだりもした。


『ガジェットや特殊兵装の訓練は今度だ!様々な兵器もあるから覚悟しとけよォッ!』


動作を覚えつつ、こうして基本となるチュートリアルを終えた。



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