表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
取り急ぎ  作者: 株式会社
2/38

翌朝

翌朝。とりあえず自宅の最寄り駅に着いた。

酒の代わりにこれを書くことにする。座れたし空いてる。この時間に乗れたのは久しぶりかも知れない。すぐ乗り換えだけど。

昨日おとといは飲みすぎたな。寝てるときに腎臓あたりが痛かった気がする。今日は午後から他の社員も来るはずだし、つーかほんとに当分酒やめとこう。

気を紛らせたいだけで酒じゃなくても構わないんだろう。これが長続きすれば秋の健康診断までには正常なガンマに戻ってるだろう。20代頃から毎日飲むようになってゲームとか漫画とか小説とか興味なくなったよね。

乗り換えだ。結構座れるときもあるんだけど基本的には混んでる。昨日は優先席側の車両接続のドアのところが楽だったので優先席側の入口に並ぶ。

座れた。優先席だけど。なんかおっさんが俺の前の若いおっさんに手招きして座席を変わったのでなんかこの駅で交代する事にしてるおっさん友達システムなのかと思ったが、その向かいにもう一席空いてたので素早く座った。若いおっさんはよく見ると杖をついていて、単におっさんが席を譲っただけのようだ。俺は若いおっさんを押しのけはしなかったけど早く座れよ的なテンションだったのでちょっと気まずいが遠慮なく優先席に座る。

以前は電車の中でもスマホで仕事をしていた。乗車時間があっという間に過ぎるので。でも画面が小さいので会社でやれば15分ですむことに30分以上かかる感じ。ボーナスも出なかったしまーいーかと思う。


スタッフから今日の現場の詳細が届いていないとメールが来た。謝罪してすぐ送る。送ってなかったかなー??酔ってたのかな。会社着いたら確認しよう。こーゆー感じもネチネチしてると思われるんだろうか。自分にとって正しい事は他人には悪の根源なんだろう。でもボーナス出なかったし何でもいいけどね。


やっぱ書いてると早いね。まあ友達のブログとか2ちゃんとか見てもいいんだけど。子供の頃、文章を書くことは全然好きじゃなかった。読むのは好きだが作文は苦手だった。娘もそうらしい。妻は得意というか、まあ得意だったんだろう。子供の頃の作文や先生との交換日記的なもの(クラス全員やるやつ)を見るとなかなか面白かった。

でも日本語能力は間違いなく俺の方が高い。娘を見て理解したんだけど、文章を書く事自体が苦手なのではなく、書きたくもないことを書くのが苦痛というか書けない。相手に求められていることを書くことが出来ない。むしろ好きで得意だからこそ書けなかったんだろうと思う。

今、実際書いてみると面白い。内容はともかく文章として成立させる作業自体が。後から書き直せるし。


昨日もほんとは(朝からは)飲まないつもりだったのだが、駅に向かう途中でトラブルっぽい連絡があっていつものコンビニで麦とホップを買ってしまった。おとといも結構飲んでたせいか、事務所に着く前にもう2本くらい淡麗を飲んだ。着いてからは夕方までに2~4本くらいだと思う。まあいいテンションだったんだろうしこれを書き始めたりしたし。帰ってからは飲んでない。ラーメン屋でも飲まなかった。一日飲んでると疲れるよね。量はそれほどでもないし分散してるからそんなに酔うわけじゃないんだけど。疲れる。身体を蝕んでるかも知れない。これはアル中断酒小説だったのか。


ちょうど乗り換えの駅で社員Aから電話。あと各駅で5分位だがうんこしたい。急に来た。降りる駅だとトイレが反対側のホームなんだよな。座席が空いたので座る。後二駅か。きつい。手前の駅で目の前にトイレがあったので降りて入った。個室が一つでやべーと思ったと同時に前の人が出てきた。とりあえずセーフ。様式だし。すげータバコ臭い。あの人が吸ってたのかな。昔はうんことタバコはセットだったけど、トイレの天井にセンサーとかついてダメになったのもかなり昔だよね。俺も吸っちゃおうかと思ったけどやめといた。


スタッフから作業終了の電話。

電車きた。一応9時半までに事務所に行くことになってるんだけど遅れるな。何の問題もないが。

駅着いた。タバコ吸おう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ