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恋愛もの短編

後輩が冷たい

拙作「先輩は可愛い」の茜音先輩視点の続編です。前作を読んでいないとよくわからないかもしれません。

 

 私はとても努力した。

 学生の本分である勉強は勿論のこと、おしゃれや美容にも気を遣ったし、落ち着いた仕草や礼儀作法、綺麗な笑顔の作り方まで研究し、実践した。それもこれも、憧れの人に追いつきたいがためのものである。

 そしてそれはおおむねうまくいっていた。学校での私の評価は、私の自意識過剰でなければ上々だ。男の人から告白されたこともあるし、かと言って女子とうまくいっていないなんてこともない。

 なのに。なのに、だ。

 肝心なところで私はダメダメだった。どうやら私は本番に弱いタイプだったらしい。


 さて、ここで私こと沁水茜音しみずあかねの憧れの人を紹介しよう。

 岩城松也いわしろまつやくん、同じ高校に通う後輩だ。基本的に無口でクールだけれど、時々ちょっと意地悪なことを言う。というか、私と話している時は殆ど無言か意地悪かのどちらかしかない。あ、ちょっと心折れそう。

 だけど真面目で、大人っぽいし、最近は優しくしてくれることも増えたし、なんなら意地悪なところも好きだ。友達に彼のことを語るとなんだか微妙な反応をされるのが納得いかないくらい、岩城君は格好良いと思う。それに何より、言葉は意地悪だけれど、岩城君の性格の根底はとても優しい。

 そして、私はつい先日、晴れて岩城君と付き合えることになった。そう、岩城君が!私の!!彼氏に!!!

 というわけで現在私の脳内は、お花畑に虹色の噴水に素敵なお城も建って楽園状態である。

 ……肝心なところでダメだという話はどうしたっかって?まぁまぁ落ち着くんだ。順番に話そう。


 さかのぼること数年前。雨が強かった日だ。私はデパートで迷子になっていた。それもただの迷子ではない。お母さんと喧嘩をして自分からはぐれたのだ。理由はよくある話で、妹が生まれてからそちらにつきっきりになってしまったことへの嫉妬と悲しみからだった。今でこそ笑い話……というより思い出すだけで恥ずか死してしまいそうな話だが、当時の私は真剣だった。辛くて寂しくて、お母さんには私が要らないんだと本気で思っていた。

 そんな私に声をかけてくれたのは、一人の男の子。私と同じか少し上くらいに見えたその子は迷子センターに私を連れて行ってくれようとした。私は不安で帰りたい心を隠して、必死で嫌がった。その子は大泣きする私を冷静になだめ、嫌がる訳を聞いた。私の話を聞くと、その子は私の下げていたカバンを見てこう言った。

「カバンについてるこの人形、おかあさんが作ってくれた?」

「う、うん。どうしてわかるの?」

「だってこれ、きみでしょ」

 私は驚いてそれを見た。女の子の人形だとしか思っていなかったけれど、よく見ればそれは私の持っていた服を着ていた。

「こんなかわいくきみの人形を作るんだから、きっとおかあさんはきみのことかわいいと思ってるよ」

 そう言って、その子は私の手をとって歩き始めた。

「おかあさん置いてきたら可哀そうだよ、早く帰ってあげなきゃ」

 その後は、ただひたすら無言だった。会話もなく、静かな空間で、私はだんだん不安な気持ちが薄まっていくのを感じていた。あったかくて優しい手と、その時の言葉。大人っぽいその子に、私は初恋をしたのだと思う。

 何を隠そう、その子というのが岩城君である。どうしてわかるのかって?私は記憶力にだけは自信があるのだ。彼の持っていた傘に、いわしろまつやと記名してあるのをしっかり確認した。ストーカー染みているが、子供のやったことなので見逃してほしい。松也なんて名前は珍しいし、何より淡々とした口調が同じだ。まあ、きっと彼は覚えていないだろう。岩城君にとっては迷子の案内なんて小さな親切はいくらでもやっていることの一つだろうからだ。彼は一見不愛想だけれど、そういうことをさらりとやってのける人だということを私は知っている。

 その出来事がきっかけで、私は早く大人になろうと決意した。彼に会うことは二度とないかもしれないけれど、万が一にでも会えたなら、彼に似合う素敵なお姉さんになっていたいと思った。当時の私は岩城君が年上だと信じて疑わなかった。

 そして、高2の春。私は彼と出会うことになったのだった。……後輩の、彼と。

 その時の私の衝撃を誰か分かって欲しい。彼は年下だったのだ。私は、一つとはいえ年下の子相手に泣きわめいて迷子センターに連れていかれたのだ。ちなみに彼の方は迷子ではなかった。近くにいた買い物に夢中のお母さんに一言断っていた。

 ……私は彼に当時のことを思い出させないようにしようと心に決めた。

 

 とにかく、私が岩城君を目で追うようになったきっかけはそれだった。そして岩城君を見ているうちに私はもう一度彼に恋をした。仮にあの時の子が彼でなかったとしても、今の私には関係ない。具体的にどこが好きかと聞かれると多すぎて困るけれど、とにかく一緒にいて安心するのだ。

 うんざりした顔になりながらも、なんだかんだと私につきあってくれる。私は、後輩である筈の彼に気がつけばいつも甘えてしまっている。

 ───これが、私のダメなところである。

 彼の前では、今までの努力は全て吹っ飛んで、ついつい甘えてしまうのだ。彼のためにしたはずの努力なのに、彼以外の前でしかその成果は発揮できない。なんという本末転倒。

 彼は信じてくれないだろうけれど、これでも清楚で大人しくて儚げな美少女として売っているのだ。

 いつも岩城君にはドキドキさせられているし、たまには私もドキドキさせたい。なんといっても……彼女、なんだし。


「……」

 気づけば、横で歩いていた岩城君が呆れたような顔でこちらを見ていた。きっとこれはあれだ。ろくでもないことを考えているんだろうなと思っている顔だ。

「ろくでもないこと考えてますよね」

「本当にそう思ってた!」

 当たって喜ぶべきか悲しむべきかとても微妙だ。

 いやでも、やっぱり嬉しいと思う。今までは口に出さなかっただろう言葉を、最近はよく口にしてくれるようになった。一方的でなく会話が続いていくのがとても嬉しい。岩城君が努力して小さなことでも口に出すようにしてくれていることはなんとなく分かっているので、余計に嬉しい。


「……ふふふふっ岩城くん……いーわしーろくーん!」

 嬉しくて嬉しくて、私は緩みきった顔をどうすることもできないまま岩城くんの首に抱きつく。ため息が聞こえた。ため息までかっこいい!

 ぎゅ、としがみついていると、岩城君の匂いがする。ふへへ岩城くん岩城くん岩城くんの匂い!

「……先輩、歩き辛いんですけど」

「やだもうちょっと嗅がせ……何でもないです」

 岩城くんに変態を見る目で見られたので、私は少しだけしょんぼりする。

「………………はぁ。人前では自重してください」

「!、つまり、二人の時は良いの!?」

 岩城くんはうんざりしたような顔で、それでも確かに頷いた。前は私がベタベタくっくのを断固として拒否していたのに、岩城くんが優しい。これが……彼女……!

「……えへへぇ」

 ついつい顔が緩んでしまう。

 岩城君はそんな私を無言で見つめて、何故か頭を撫で始めた。

「……ん!?い、いわしろく」

「……」

 動揺する私をじっと見て、至近距離でのぞき込んでくる。

 な。

「な、ななななな」

「……ぷ、」

 岩城君は突然吹き出すと、顔を離して、ついでに私の頭から手をどかしてしまった。笑われた理由はよくわからないが、なんか残念。

 がっかりしたのが顔に出てしまったのか、岩城君はついに声をあげて笑いだした。

 なんだろうこの負けた感じ。悔しくなって私は彼の肩に手を置くと、その頰にちゅうをかましてやった。

「!」

「えへへー仕返し!」

「……………………」

 ドヤ顔で胸を張る。

 と、そこまでやっておいて私はやっと自分の行動を振り返った。駄目だ。完全に子供だ。清楚系美少女には程遠いことばかりやっている。何をやってるんだろう。

「お二人さん、こんな所でいちゃついて罪のない通行人の目に毒を塗りたくるのはやめてくださーい」

「新條君」

「……」

 手をひらひらさせながらこちらに来たのは、新條要人しんじょうかなめ君。岩城君の親友だ。私と岩城君は彼の助言のおかげでうまくいったと言っても過言ではない。私にとって彼は恩人である。

「お前無言で嫌そうな顔すんのやめてくんない?とても友人に向ける顔とは思えないんだが」

「……?」

「うわちょっとお前やめろ!友人発言に心底不思議そうな顔すんな!流石の俺も泣くぞ!」

「……」

「貧弱な奴だな、みたいな顔すんな!ってか喋れ!俺に通訳させんな!」

「頼んでない」

「第一声それかよ!」

 流石親友。とても仲良しだ。仲良きことは美しきかな……とは思うのだけれど。新條君は、私にとって恩人、なんだけれど。

「先輩?」

「……」

 岩城君をとられた気がして、なんとなく面白くない。その腕にぎゅう、としがみつく。

「……えーと、先輩。わざとですか」

「?」

 わざと?一体何のことだろう。岩城君の視線は、私の胸元に……はっ!

「なんだそれ羨まし……俺が悪かった」

 私は岩城君の腕に胸を押し付けてしまっていた。期せずして色仕掛けをしていたのだ。清楚どこ行った。い、いやでもこれで岩城君もドキドキしてくれるはず、とその顔を伺う。

 

 岩城君はなんと明後日の方向を向いていた。そしてその視線の先にいたのは……茶色眼鏡!

「あ、佐々木。先輩すみません、ちょっと行ってきます」

 あろうことか、岩城君はさりげなく私の腕を解き、憎き茶色眼鏡の方へ向かってしまった。

「ああ、岩城君。丁度良かった。先生に言われていたことがあるの」

 茶色眼鏡、またの名を佐々木という彼女は、岩城君のクラスメイトであり、学級委員仲間だ。もとは彼女と別の人が学級委員だったのだが、その人はちょっとした事故に遭い入院中だそうだ。そしてその間、臨時の学級委員として岩城君に白羽の矢が立ったらしい。

 私は以前彼女と岩城君のキスシーンを目撃してしまったことがある。それは直ぐに誤解だと岩城君自身の口から説明され、彼女との間には何もないと言われたのだけれど。

 確かに、岩城君にその気はないのかもしれない。けれど茶色眼鏡の方にはよこしまな気があるのではないかと私は疑っている。そもそもおかしいじゃないか。普通は臨時の学級委員を決めるなら、教師の方からクラス全員に話し、有志を募り、それで駄目なら個人的に頼むという流れになるはず。しかしそうした話は無かったと言うし、そもそも教師を介さずに茶色眼鏡が直接岩城君に頼み込んでいる。そういうことが必ずしも無いとは言えないけれど、下心がある可能性だって十分にある。

 そんな私の気持ちなどつゆ知らず、岩城君と茶色眼鏡は楽し気に(見える)会話をしている。岩城君は同級生と話す時はぶっきらぼうな「男の子」という感じの話し方になるので、敬語な岩城君に慣れている私には新鮮に感じる。かっこいい。……ただしこの場合、新鮮だなでは済まない感情が煽られるのだけれど。

  私の顔は般若になっていないだろうか。顔をぺたぺたと触って確認する。大丈夫だ、鬼婆程度で済みそうだ。


「ええと、沁水先輩?」

 新條君の声で、はっと我に返る。

「あ、ああごめんなさい。ぼうっとしてて……どうしたの?」

 首を傾げて微笑むと、新條君は数度目を瞬かせた。

「うわあ、先輩本当にすごい変わりようですねー……最初あいつの前での先輩見たとき目を疑いましたよ」

「ふふ、岩城くんの前だとつい甘えたくなって……なんだか恥ずかしい」

 頬に手を添え、軽く照れ笑いをする。よし、大丈夫、私は清楚私は清楚。ノット般若。

「佐々木さんのこと、気になります?」

 新條君は、探るような、面白そうな目をして私を見る。ぎくり、とこわばりそうになるのを抑えて、私は一呼吸置いた。

「……気にならないと言えば、嘘になるかな。ねえ新條くん。あの子、やっぱり岩城くんのこと……」

「まあ俺が見た感じ、ですけど。多分、好きだと思いますよ」

 やっぱり。今度こそ、自分の顔がこわばる。

「あいつ、真面目な女の子とかに地味にモテるんですよ。自覚全くないけど。先輩、大変っすねえ」

「まあ……わかってたことだから」

 そう、岩城君は地味にモテる。接点がない人から好かれることはあまりないけれど、クラスメイトとか、何かしら接点のある子は密かに彼を想っていたりする。彼を入学時から見つめ続けてきた私には直ぐにそれがわかった。無口で不愛想だけれど、人のことを良く見ていてさりげなく優しい。そういう大人っぽい面に惹かれる気持ちは凄くわかる。わかるけれど、それで嫉妬しないかというのはまた別の話なのだ。

 岩城君と一緒にいるうちにわかったことは、私は案外嫉妬深いということだった。新條君にも妬くほどである。恐らく岩城君に好意を持っている茶色眼鏡に妬かないはずがないのだ。

 仕事を邪魔しては駄目だろうと、彼らを見守るにとどめていたが、そろそろ限界だった。

「あー、沁水先輩。ほどほどに」

「……善処します」

 私は新條君に断りを入れてから、二人の元に行った。


「……なるほど、ならこっちの決め方がいいな。そうすれば……あれ、先輩」

 岩城君がこちらに気付いて振り向く。

「岩城くん、お仕事終わりそう?」

 私は出来るだけ穏やかに笑った。なんだか岩城君は変な顔をしている。嫉妬心が漏れてしまっただろうか。

「ええ、もうすぐ終わりそうです。すみませんがもう少し待っていてください」

「そうなの。ごめんね、急かしたみたいで……あ、貴女が同じ学級委員の?こんにちは」

 私は茶色眼鏡に声をかける。大人しくて真面目そうで、クール系の美人。悔しいけれど、見た目や雰囲気が岩城君とお似合いだ。

今日こんにちは。沁水先輩ですね。すみません、岩城君を独り占めしてしまって……」

 ぴき、と顔が引きつる。この女、謝っているようで全く謝っていない。

「ふふ、別に謝ることないんだよ、仕事だもんね、いくらでも貸すよ?」

 今度は相手の顔が引きつった。ふっふっふ、やり返してやった!

「先輩は、学年が違いますからね。大変でしょう?なかなか一緒に居られなくて……」

 私はクラスも一緒だからずっと一緒ですけど、という副音声が聞こえる。うぐぐ、そこは一番弱い所だ。

「そうなの、だけど岩城くんがその分もデートに誘ってくれるから心配しないでも大丈夫だよ」

 こちらも、一番の強み「彼女」をアピールする。なにせ彼女だから、岩城君が誘ってくれるもんね!どうよ!

「……あの、ちょっと二人とも?」

 私たちの冷えた雰囲気を感じたのか、岩城君が口をはさんでくる。岩城君は私の顔を見て少し考えるような顔になった。そして、茶色眼鏡を振り返る。

「……佐々木、話も一通りまとまったし、そういうことで先生に伝えておいてくれるか?」

「え、あ、ええ」

「じゃあ、後は頼んだ。先輩、行きますよ」

 佐々木さんとの話を切り上げ、私の手を引く岩城君。優越感と引かれた手の温かさに顔が緩んでしまう。そんな私を岩城君は横目で確認し、またしても呆れたような顔になる。そんな表情も素敵だから大丈夫。傷つかない。傷ついてないもん。

「……茜音さん」

 前に向き直った岩城君の言葉に、心臓が跳ねる。普段は先輩呼びなのに、たまに不意打ちで名前を呼ぶのはずるいと思う。黙ってぎゅう、と繋がれた手に力をこめる。私は岩城君に負けてばかりだ。


「俺の恋人は茜音さんですよ」


 やられた。


 今、確実に心臓を撃ち抜かれた。鼻血が出そう。岩城君が私をお墓にいざなっている。一緒のお墓に入ろう。あれ、これってぷろぽーず……。

 

「だから、佐々木さんを巻き込むのは止めてあげてください」

「上げて落とされたーーー!」

 私は渾身の力で叫んだ。

「い、岩城くん、巻き込んでないよ!茶色眼鏡確実に岩城くん狙いだよ!?」

 岩城君は無言だが、顔に「まさか」と書いてある。いや、もしかすると「あほか」かもしれない。岩城君は自己評価が低すぎる。早く何とかしないと……。

「岩城くん結構モテるんだよ!自覚して!」

 思わずその両肩を掴みがくがくと揺する。

 岩城君は何だか頭が痛そうな顔をして直ぐに私の行動を止めてしまったが、頭が痛いのはこっちの方だ。

「はいはい。わかりました、それで良いですから落ち着いて下さい」

「わ、わかってない……」

 呆然と呟く。

 と、むに、と頰をつねられた。

 むにー、と伸ばされる。

「!?い、いわひおくん!?なにひてうの!?」

「先輩」

 名前呼びから先輩呼びに戻ってしまった。

 周りに人が現れたわけでもなく変わってしまったことに、あまりにも嫉妬深くて呆れてしまったかとショックを受ける。

「な、な()え……」

「松也」

「え、」

「松也です、先輩」

 言わんとしていることに気付き、私は途端に赤くなる。頰から指を離され、促すようにじっと見つめられる。

「……ま、まつや、くん……」

 おずおずと見上げると、岩城君……松也君はとても優しく微笑んだ。

「俺が好きなのは茜音だから」


 のっくあうと。


 私の中の嫉妬心やドキドキさせられない悔しさやその他諸々は露と消えて、私は天国へと連れていかれた。はあもう好き。ほんと好き。かっこいい好き好き好き!


 後輩は冷たい。

 だけど……ここぞというときに甘いのだ。




―――

「ところで茜音さん。どこか気分でも悪いんですか?」

「へ?どうして?」

「何だかさっき変な顔で笑ってたから」


 わ、私の清楚キャラは……変な顔……!?


女の戦いが書きたかったんです。

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